自己紹介


20代男の奏汰(かなた)です。
僕の彼女は20歳年上の人妻:桜子さんです。

桜子さんと出会ってからの日常を
ここに記録として残していきます。


 ​所詮という出会い

ここからの続きです。



僕は、これで桜子さんに切られると思いました。

それは、

−他の女性とセック◯していたから、またはセック◯したから−

ではなく、

−僕が嘘をついたから−

です。



桜子さんは、

前の彼との間に生まれた

−不信感−

が2人の仲を壊したと言っていました。、



マッチングや出会い系という

偽りまみれの中で出会った男女に

そもそも

隠し事が無いなんてあり得ない気がします。



でも、桜子さんは、

それが辛く悲しかったから、

普段だったら交わることのない僕との出会いに

−隠し事のない関係−

(敢えて打ち明ける関係)

という変わった提案をしてきました。





でも、僕達は

少しずつ、少しずつ、



−自分のものにしなくてもいいけど、

他人には渡したくない−

という感情をお互いに持つようになりました。



けれど

僕のカミングアウトは、

桜子さんにとって、さらに人への不信感を高めさせて、せっかく抱いた気持ちさえ

ぐらつかせました。




『桜子さん、嘘をついていてごめんなさい‥』




『謝る必要ないよ。

でも、参ったなぁ‥。私とゴム無しでした後、他の女性とシテ、また私とゴム無しでしちゃったわけだよね‥』




そういうことです‥。




あの頃はこんなにも桜子さんと深まるとは思ってもみなかったから、他の女性とも会ってみたくなったし、シタくなってしまいました。



『ごめんね、泣いたりして。

そもそも泣くなんておかしいよね』



『でも‥』






桜子さんが重い口を開きました。