沈黙のプロローグ
「沈黙のプロローグ」
ああ・・・
オレ、何やってるんだろ・・・
白いロッカーに囲まれた小さめな部屋。
そこでオレは一人呟いたというよりは嘆いた。
オレはバカだ・・・
勉強も努力もせず人に迷惑をかけることだけは一人前で。しかし、それでいて反省はなく。また、当然ながら改めることはなく。
最低だ・・・
高校終えて2年間バイトしてた。いやまだ止めてない、けど・・・
そんなある日日本中にこんなスパムが送られた。
夢叶えます。楽になれます。働かなくていいです。楽しいですよ。是非とも空メールを!(@ω@)
誰がどうみても危ないメールだった・・・
その時のオレは少しばかり焦っていた。
職が全然見つからなかった。これが一番の理由。その次が両親の蒸発。
こんな俺に嫌気がさしたのだろう。おかげで急に衣食住の食がなくなった俺は職を探していた最中のあのメール。
つまり結論的には空メールを送ってしまった。
送って気付いたらここに送られていて1時間、それが今だ・・・
まるで暇だ。
今のところとりあえずじっとしている。
時折窓から外を見るがホントに何もないし今出来ること、それは・・・
ロッカーを開ける
正直怖い。
『開けろ』と書いてあるが急にドカーンなんてのは御免被りたいわけで。
こうなったら選択肢は必然的に開ける以外の動作。
つまり
1.蹴る
2.破壊し尽くす
3.ノック
どうしてこうなったかはさておき、この中で比較的に安全なのは3のノックだ
逆に他のは・・・リスクがたかい。いやどう考えても高すぎる
従って速攻ファイナルアンサーだ
右手に力がこもる。
コツン。と半ば意図しないタイミングで自分の手の甲がその扉に衝突しノックと言われると半端な音を上げる。
するとこちらの意を解することなどなくロッカーは無機質に
ヴィー
と機械的に奇怪な音(・・いや普通に機械音だが)を出し。
そして
『第一問』
ロッカーからだ。
『生きのこるために必要な物は?』
み、水!
直ぐに答えていた。おそらく一番ほしかったのだろう。
『第二問』
『勝ち負けは好きですか?』
嫌いじゃない。生まれてこの方負けばかりだが・・
『第三問』
『あなたは現時点における最高的な地位にたつことが出来たとしたらどうしますか?』
特に
・・・我ながら欲がない
『最後です』
『貴方に生きる覚悟はありますか、またそれを証明できますか?』
・・・そうだな。ある・・
その質問の意図が理解できはしなかったが、内容はわかったので答えた。自分でも驚いた。
俺はどうやらまだまだ生きていたいらしい。
『問題は以上です。』
ガチャ リ
問題ねぇ・・・質問だろありゃ・・
ガチャリ
その音はロッカーからだ・・・まぁ、鍵が開いたのだろう。そう考えるとノックでよかったのか・・
今更だが
よく考えたらあんなに簡単にポンポン答えて良かったのだろうか。
そんなことが脳裏を走り回る。そして右手はゆっくりとロッカーを開けた。こちらもよく考えずに
そこには1台の小型のテレビ。液晶には
ルール説明
1これはイノチ張ったゲーム
2真剣にやらなければ絶命
3優勝したら賞金
注意
このゲームは危険
これだけが書いてあるが意味不明だ。
そこでいままでの沈黙を突き破る男性のアナウンスが、この狭い部屋に反響する。
『皆様、お待たせしました。』
少し驚いたが、そこまでではない。むしろ肉声にほっとした。おそらく、誰もがそう感じられるのではないか。
『ここにいらっしゃる皆様にはこれから殺し合ってもらいます。』
『ルールは先ほどの通りです。』
何を言っていやがる・・脈絡ってものがまるでない。突拍子もない。
しかしアナウンスの男からは、自分の言動に対する迷いや、曇りなんてものはまったく感じられなかった。
『この後はパーティーを組んでくださいね。』
ああなるへそ!
パーティーがいるのか・・
いやいやいや
アホか。
それ以前に殺しなんかしたことねえし!
いやそういう問題でもなく!
などという俺自身の混乱のなか
『パーティー分けはしてありますので~ごゆっくりー』
と最後のアナウンスのあと・・
プシュッ━━━━
白い壁が下がってロッカーも消えた。
だが壁の白さは変わらないがひとつ大きな違いが。
人がいる。
見たところ7人もいる
仕方ないことだがこのいくつもの疑問の解決しないままなわけだから、誰も口は開かない。
おれは混乱よりも先に気まずさに居心地の悪さを覚え、自己紹介でもしていこうと考えた。
だからやっぱりこういう時は━━━━
「えっとー・・まずは自己紹介・・しません?」
おお、この状況で似た感覚を持っていたのだろうか。か細い声が消えてしまいそうな脆さを伴いながらゆっくりと空気を震わす。
ここは俺も便乗して
「霧屋 炎です。」
「じゃあエンくんだね。」と最初に口を開いた人だ。
「それでお願いします。」
気圧されながらも対応できた。
「よろしくねエンくん。 あ、私は月野 そらだよ。」
「分かりましたソラさん。」
「ねーねー、早くリーダーと雑用係決めよーよー」
「いやいやパーティー名が先だろう」
今度は今の目線とは対称の位置からこれまた対照的な声が同時に飛び込んでくる。落ち着いた女性のとそうでない女のだ。この時はやくも自分の中の緊張は解けてきていた。ほかの六人も同じだろう。そして、互いにパーティーってやつの仲間なんだろうとなんとなく思い始めていた。
「ふざけんな、うちは金髪とパーティーなんて組んだ覚えないし」
「金髪だと?私にはコルティア・ビシャップという偉大な名がある!」
「何が偉大だよ!うちの名前みたいのを偉大だって言うのよ。」
「ほう。それでは私の名より偉大という名前を言ってみろ。」
「私は牧之原 ルイだし」
「案の定期待しすぎてしまったな。まったく」
「金髪・・あんた死にたいの?」
「生憎貴様のようなやからにとられる首は無いのでな」
ケンカは終わる気配を見せない。とはいえ初対面でよくこんなにもケンカをできるものだなぁ・・
「あの~」ソラさんがまたもや勇気を振り絞った
「なんだ?」コルティアさんは、いたって冷静に返事をした。
「パーティーするみたいですからケンカはそれくらいに・・」
なにかソラさんは勘違いしてるみたいだしそろそろオレの出番かなッ━━━━
「ここでのパーティーってのは意味としてはグループと同じようなもので他にも狩り仲間とか言ったりするな。」
またもや遮られ、タイミングをうかがっていたと思われる男がここぞとばかりに無駄に蛇足のある説明をいれる。
どうやらオレ以外にも男がいたらしく、完全な頭脳派の二十すぎだろうか。
「ああ!仲間って意味ですか!ありがとう」ソラさんは律義だ。
「いえ、申し遅れました私は杉上 ジンです。Jと呼んでください。」
ジンからとったのか・・・
どうやらオレとJ以外は女であるらしく、相変わらずコルティアさんと留衣さんはケンカ+ing
そういえばさっきケンカをしている二人に挟まれてきまずそうな人がいたような・・・
というかとっくに気づいていた・・
2人のケンカ(まだ続いている)のときに口を開いたり閉じたりして入れずにいじけているのだって分かってた。
よし、今度こそオレが声をッ━━━━
「もー!!私がリーダー!」
声をかける前に意外にも彼女から口を開いた。
「Jは作戦担当」
「作戦指揮はリーダーの仕事では無いのか?」
相変わらずJは一言ばかり余計なことを言う
「いいからやりなさい!」
そして圧倒された。もじもじしていたからおとなしいかと思っていたが、意外にも前衛的なタイプなのだろうか・・
そしてそのリーダーによる役務任命式は続き・・
「とりあえずJ以外は全員バトルメンバーだからね。」明らかに皆圧倒されている。
「リーダーも現場に出るのか?」と、Jが言う。
正直このやり取りを見ていてわかったがJこいつは面倒なタイプだ、一々言わないと気の済まないタイプだろう。
「いいでしょ!あんたはおとなしく指示だしてなさい。」
そして論理も何もあったものでない命令に沈黙する。ここはこいつのよいところだ。うん。
「それから留衣はパーティー名決めなさい。」
「ちょっと待ちなさいよ。なんでアンタがそんなこと決めてるわけ?」
彼女はしばらくコルティア共々口をぽかんとして、俺とJ以上に圧倒されていた・・
えっと・・そう、ルイだ。
彼女が、意地を見せた。
「アンタじゃなくて賽ノ芽 香だって」
「初めて聞いたわよ!」
ルイとやらのツッコミはまさしくその通りで、先ほど口火を切るまで彼女は名を名乗ってはおらず、未だに我々は彼女の名を知らないままリーダーとして受け入れつつあるわけだが・・
「初めて言ったし」
これが彼女のペースらしい・・これからどうなるのか不安だが低身長の誰にでも何にでもツンツン娘と可愛く天然、しかしまさかの我儘リーダー性娘の口論・・見ていて正直和む。
「あーもう調子狂う!」
「私は良いんじゃないかと思ったが」
平静を取り戻し傍観に徹していたコルティアが賛同を表明した。単にルイに反対というわけでもなさそうだ・・たぶん
「ほら、コルティアも言っているじゃない!」
「はあ・・・分かったわよ・・・」
勇者ルイよ、よくぞ役目を全うした・・
しかし今の君には彼女はても手におえんだろう・・
「ではコルトには炊事などの食事担当をお願いするわ。」
「ところで賽ノ芽は初めてここに来たのではなさそうだな。」
言われてみれば何か根拠があって役務をあたえているような気もする。
「初めてに決まってるでしょ?」
そうか、これが彼女、賽の目 香なのか・・
「そ、そうか。炊事だな…あ、ああ任せておけ!」
やはり誰もが現段階においてのリーダーとして彼女を迎え入れているようだ。
「炎が雑用係ね!」
「雑用かよ・・」
初対面で俺を雑用に任命するとは、こやつなかなか・・・
正直、くるものがある・・
「ダイジョブ!結局人手の足りない所の手伝いだから」
「そうか。・・というか、あと一人いるぞ・・・」
「知ってるわ」
俺に雑用係振っといて知ってたらしい
「アンタ、名前は?」
人にはアンタって言うなって言ってたじゃないか・・と思ったが言うのはやめた。
「早乙女 乙女」
おお!超女って感じの名前だ!
「女です。」
「しってますよ~。って?オレ口に出してました?」
「いいえ?読心術です。けど?」
あーそうか~読心術だよね~・・・
「ええ」
「あのー心の中でツッコミを決めようとしてたのになぁ・・」
「わかりました。やめます。」
明らかにしょんぼりしている・・いいすぎだったのかな・・
「いえ、きにしないでください。」
「参りました・・」
「いえいえ~」
さて全員名前が出揃ったから整理をさせてもらおう。
まず最初に口を開いた桃色ヘアーが月野 天 (通称ソラ)
喧嘩勃発わず。な二人のうちの金髪はコルティア・ビシャップ (通称コルト)
もう一人のちっちゃい方は牧之原 留衣 (通称ルイ)
そして無口な読心術ガール八乙女 乙女 (通称乙女さん)
それでオレ以外の男子杉上 迅 (通称J)
我らがリーダー賽ノ芽 香 (通称カオリ)
あとはオレ霧屋 炎 (通称エン)
以上、七名だ。
「あのー・・」
「なんだ?」
「なんでわたしの通称はさん付けなのでしょうか」
「だから読むな!」
しばらくして先ほどとは打って変わりオレたちはいつのまにか現れていたベンチに座り沈黙をひたすら維持していた。
『えー』
アナウンスだ。さっきとは別の声な気がする・・
『だいたい決まったようだしー武器あげるねー』
しかし変わらずふざけたことを抜かし、そして
地面からゆっくり顔を出したのは・・
ロッカーだ・・
ああ・・・
オレ、何やってるんだろ・・・
白いロッカーに囲まれた小さめな部屋。
そこでオレは一人呟いたというよりは嘆いた。
オレはバカだ・・・
勉強も努力もせず人に迷惑をかけることだけは一人前で。しかし、それでいて反省はなく。また、当然ながら改めることはなく。
最低だ・・・
高校終えて2年間バイトしてた。いやまだ止めてない、けど・・・
そんなある日日本中にこんなスパムが送られた。
夢叶えます。楽になれます。働かなくていいです。楽しいですよ。是非とも空メールを!(@ω@)
誰がどうみても危ないメールだった・・・
その時のオレは少しばかり焦っていた。
職が全然見つからなかった。これが一番の理由。その次が両親の蒸発。
こんな俺に嫌気がさしたのだろう。おかげで急に衣食住の食がなくなった俺は職を探していた最中のあのメール。
つまり結論的には空メールを送ってしまった。
送って気付いたらここに送られていて1時間、それが今だ・・・
まるで暇だ。
今のところとりあえずじっとしている。
時折窓から外を見るがホントに何もないし今出来ること、それは・・・
ロッカーを開ける
正直怖い。
『開けろ』と書いてあるが急にドカーンなんてのは御免被りたいわけで。
こうなったら選択肢は必然的に開ける以外の動作。
つまり
1.蹴る
2.破壊し尽くす
3.ノック
どうしてこうなったかはさておき、この中で比較的に安全なのは3のノックだ
逆に他のは・・・リスクがたかい。いやどう考えても高すぎる
従って速攻ファイナルアンサーだ
右手に力がこもる。
コツン。と半ば意図しないタイミングで自分の手の甲がその扉に衝突しノックと言われると半端な音を上げる。
するとこちらの意を解することなどなくロッカーは無機質に
ヴィー
と機械的に奇怪な音(・・いや普通に機械音だが)を出し。
そして
『第一問』
ロッカーからだ。
『生きのこるために必要な物は?』
み、水!
直ぐに答えていた。おそらく一番ほしかったのだろう。
『第二問』
『勝ち負けは好きですか?』
嫌いじゃない。生まれてこの方負けばかりだが・・
『第三問』
『あなたは現時点における最高的な地位にたつことが出来たとしたらどうしますか?』
特に
・・・我ながら欲がない
『最後です』
『貴方に生きる覚悟はありますか、またそれを証明できますか?』
・・・そうだな。ある・・
その質問の意図が理解できはしなかったが、内容はわかったので答えた。自分でも驚いた。
俺はどうやらまだまだ生きていたいらしい。
『問題は以上です。』
ガチャ リ
問題ねぇ・・・質問だろありゃ・・
ガチャリ
その音はロッカーからだ・・・まぁ、鍵が開いたのだろう。そう考えるとノックでよかったのか・・
今更だが
よく考えたらあんなに簡単にポンポン答えて良かったのだろうか。
そんなことが脳裏を走り回る。そして右手はゆっくりとロッカーを開けた。こちらもよく考えずに
そこには1台の小型のテレビ。液晶には
ルール説明
1これはイノチ張ったゲーム
2真剣にやらなければ絶命
3優勝したら賞金
注意
このゲームは危険
これだけが書いてあるが意味不明だ。
そこでいままでの沈黙を突き破る男性のアナウンスが、この狭い部屋に反響する。
『皆様、お待たせしました。』
少し驚いたが、そこまでではない。むしろ肉声にほっとした。おそらく、誰もがそう感じられるのではないか。
『ここにいらっしゃる皆様にはこれから殺し合ってもらいます。』
『ルールは先ほどの通りです。』
何を言っていやがる・・脈絡ってものがまるでない。突拍子もない。
しかしアナウンスの男からは、自分の言動に対する迷いや、曇りなんてものはまったく感じられなかった。
『この後はパーティーを組んでくださいね。』
ああなるへそ!
パーティーがいるのか・・
いやいやいや
アホか。
それ以前に殺しなんかしたことねえし!
いやそういう問題でもなく!
などという俺自身の混乱のなか
『パーティー分けはしてありますので~ごゆっくりー』
と最後のアナウンスのあと・・
プシュッ━━━━
白い壁が下がってロッカーも消えた。
だが壁の白さは変わらないがひとつ大きな違いが。
人がいる。
見たところ7人もいる
仕方ないことだがこのいくつもの疑問の解決しないままなわけだから、誰も口は開かない。
おれは混乱よりも先に気まずさに居心地の悪さを覚え、自己紹介でもしていこうと考えた。
だからやっぱりこういう時は━━━━
「えっとー・・まずは自己紹介・・しません?」
おお、この状況で似た感覚を持っていたのだろうか。か細い声が消えてしまいそうな脆さを伴いながらゆっくりと空気を震わす。
ここは俺も便乗して
「霧屋 炎です。」
「じゃあエンくんだね。」と最初に口を開いた人だ。
「それでお願いします。」
気圧されながらも対応できた。
「よろしくねエンくん。 あ、私は月野 そらだよ。」
「分かりましたソラさん。」
「ねーねー、早くリーダーと雑用係決めよーよー」
「いやいやパーティー名が先だろう」
今度は今の目線とは対称の位置からこれまた対照的な声が同時に飛び込んでくる。落ち着いた女性のとそうでない女のだ。この時はやくも自分の中の緊張は解けてきていた。ほかの六人も同じだろう。そして、互いにパーティーってやつの仲間なんだろうとなんとなく思い始めていた。
「ふざけんな、うちは金髪とパーティーなんて組んだ覚えないし」
「金髪だと?私にはコルティア・ビシャップという偉大な名がある!」
「何が偉大だよ!うちの名前みたいのを偉大だって言うのよ。」
「ほう。それでは私の名より偉大という名前を言ってみろ。」
「私は牧之原 ルイだし」
「案の定期待しすぎてしまったな。まったく」
「金髪・・あんた死にたいの?」
「生憎貴様のようなやからにとられる首は無いのでな」
ケンカは終わる気配を見せない。とはいえ初対面でよくこんなにもケンカをできるものだなぁ・・
「あの~」ソラさんがまたもや勇気を振り絞った
「なんだ?」コルティアさんは、いたって冷静に返事をした。
「パーティーするみたいですからケンカはそれくらいに・・」
なにかソラさんは勘違いしてるみたいだしそろそろオレの出番かなッ━━━━
「ここでのパーティーってのは意味としてはグループと同じようなもので他にも狩り仲間とか言ったりするな。」
またもや遮られ、タイミングをうかがっていたと思われる男がここぞとばかりに無駄に蛇足のある説明をいれる。
どうやらオレ以外にも男がいたらしく、完全な頭脳派の二十すぎだろうか。
「ああ!仲間って意味ですか!ありがとう」ソラさんは律義だ。
「いえ、申し遅れました私は杉上 ジンです。Jと呼んでください。」
ジンからとったのか・・・
どうやらオレとJ以外は女であるらしく、相変わらずコルティアさんと留衣さんはケンカ+ing
そういえばさっきケンカをしている二人に挟まれてきまずそうな人がいたような・・・
というかとっくに気づいていた・・
2人のケンカ(まだ続いている)のときに口を開いたり閉じたりして入れずにいじけているのだって分かってた。
よし、今度こそオレが声をッ━━━━
「もー!!私がリーダー!」
声をかける前に意外にも彼女から口を開いた。
「Jは作戦担当」
「作戦指揮はリーダーの仕事では無いのか?」
相変わらずJは一言ばかり余計なことを言う
「いいからやりなさい!」
そして圧倒された。もじもじしていたからおとなしいかと思っていたが、意外にも前衛的なタイプなのだろうか・・
そしてそのリーダーによる役務任命式は続き・・
「とりあえずJ以外は全員バトルメンバーだからね。」明らかに皆圧倒されている。
「リーダーも現場に出るのか?」と、Jが言う。
正直このやり取りを見ていてわかったがJこいつは面倒なタイプだ、一々言わないと気の済まないタイプだろう。
「いいでしょ!あんたはおとなしく指示だしてなさい。」
そして論理も何もあったものでない命令に沈黙する。ここはこいつのよいところだ。うん。
「それから留衣はパーティー名決めなさい。」
「ちょっと待ちなさいよ。なんでアンタがそんなこと決めてるわけ?」
彼女はしばらくコルティア共々口をぽかんとして、俺とJ以上に圧倒されていた・・
えっと・・そう、ルイだ。
彼女が、意地を見せた。
「アンタじゃなくて賽ノ芽 香だって」
「初めて聞いたわよ!」
ルイとやらのツッコミはまさしくその通りで、先ほど口火を切るまで彼女は名を名乗ってはおらず、未だに我々は彼女の名を知らないままリーダーとして受け入れつつあるわけだが・・
「初めて言ったし」
これが彼女のペースらしい・・これからどうなるのか不安だが低身長の誰にでも何にでもツンツン娘と可愛く天然、しかしまさかの我儘リーダー性娘の口論・・見ていて正直和む。
「あーもう調子狂う!」
「私は良いんじゃないかと思ったが」
平静を取り戻し傍観に徹していたコルティアが賛同を表明した。単にルイに反対というわけでもなさそうだ・・たぶん
「ほら、コルティアも言っているじゃない!」
「はあ・・・分かったわよ・・・」
勇者ルイよ、よくぞ役目を全うした・・
しかし今の君には彼女はても手におえんだろう・・
「ではコルトには炊事などの食事担当をお願いするわ。」
「ところで賽ノ芽は初めてここに来たのではなさそうだな。」
言われてみれば何か根拠があって役務をあたえているような気もする。
「初めてに決まってるでしょ?」
そうか、これが彼女、賽の目 香なのか・・
「そ、そうか。炊事だな…あ、ああ任せておけ!」
やはり誰もが現段階においてのリーダーとして彼女を迎え入れているようだ。
「炎が雑用係ね!」
「雑用かよ・・」
初対面で俺を雑用に任命するとは、こやつなかなか・・・
正直、くるものがある・・
「ダイジョブ!結局人手の足りない所の手伝いだから」
「そうか。・・というか、あと一人いるぞ・・・」
「知ってるわ」
俺に雑用係振っといて知ってたらしい
「アンタ、名前は?」
人にはアンタって言うなって言ってたじゃないか・・と思ったが言うのはやめた。
「早乙女 乙女」
おお!超女って感じの名前だ!
「女です。」
「しってますよ~。って?オレ口に出してました?」
「いいえ?読心術です。けど?」
あーそうか~読心術だよね~・・・
「ええ」
「あのー心の中でツッコミを決めようとしてたのになぁ・・」
「わかりました。やめます。」
明らかにしょんぼりしている・・いいすぎだったのかな・・
「いえ、きにしないでください。」
「参りました・・」
「いえいえ~」
さて全員名前が出揃ったから整理をさせてもらおう。
まず最初に口を開いた桃色ヘアーが月野 天 (通称ソラ)
喧嘩勃発わず。な二人のうちの金髪はコルティア・ビシャップ (通称コルト)
もう一人のちっちゃい方は牧之原 留衣 (通称ルイ)
そして無口な読心術ガール八乙女 乙女 (通称乙女さん)
それでオレ以外の男子杉上 迅 (通称J)
我らがリーダー賽ノ芽 香 (通称カオリ)
あとはオレ霧屋 炎 (通称エン)
以上、七名だ。
「あのー・・」
「なんだ?」
「なんでわたしの通称はさん付けなのでしょうか」
「だから読むな!」
しばらくして先ほどとは打って変わりオレたちはいつのまにか現れていたベンチに座り沈黙をひたすら維持していた。
『えー』
アナウンスだ。さっきとは別の声な気がする・・
『だいたい決まったようだしー武器あげるねー』
しかし変わらずふざけたことを抜かし、そして
地面からゆっくり顔を出したのは・・
ロッカーだ・・
すみません!
現在キョンさんのコメに基づいてプロローグから全て修正を加えておりますので1話は少しおそくなるかも・・
ホントにすんませんでも1話は30~40ページくらいの容量にしますので1日では読み終わらなくなると思います!
ホントにすんませんでも1話は30~40ページくらいの容量にしますので1日では読み終わらなくなると思います!
