中国のまとめ ~移・食・住~
現在、13億人以上の人口を抱える中国。
国のGDPは日本を抜き世界2位となり、まだまだ成長を続ける超大国。
日本では、中国の目覚しい発展ばかりクローズアップされているが、
『実際のところどうなのか??』を見るために、今回中国を訪れた。
まず、中国を簡単にどんな国かというと、ハードは先進国並み、ソフトは途上中といった感じ。
普通、途上国というのは、首都やごく一部の地域だけ、最先端のビル群や施設を持つが、
ここ中国は大都市だけではなく、地方の町でも綺麗なSCやビジネス街を持つ。
一方で一般の人々の生活はというと、昭和中期の日本といった感じで、のどかな下町風情を残す。
田舎へ行けば行くほどその傾向は強くなり、チベット圏なんかは、暮らし自体は数十年変わってないものの、
建物はどんどん新しくなっており、最新の電化製品も一式揃う家庭もあった。

中国イチの経済都市、上海
これが、今の中国の勢いなのであろう。
イチ旅人としての目線ではあるが、僕から見た中国人と今の中国のハコモノ(街並み)はどうにも似合わない。
まるで数十~十数年前の人々が、現在にタイムスリップしてきてしまったような感じだ。

中国の清潔レベルは低い。都市部以外はニーハオトイレ。この写真は、囲いのある綺麗な部類のトイレ。
ただ、そんな急成長を続ける中国の中で、恩恵を受けているのは一部の漢民族である。
農村部の農民や少数民族には、その恩恵は届いておらず、今後貧富の差はますます大きくなるであろう。
チベット騒動の後処理のため、政府はチベット圏の人々にお寺や住宅の新築・改築を援助しているが、
力で押えつけている感はどうにも否めない。
今後、中国が成長を続けていくためには、国際政治より国内政治の方が大きな障害となるだろう。
さて、前置きが長くなってしまったが、そんな中国の旅のまとめを移食住にわけてご紹介。
1ヶ月の旅で感じた中国の情報をどうぞ。
≪移≫
中国の移動で、一番利便性が高いのは鉄道。
時間に正確で、料金も安く、なにより地元の人と絡みやすい。
夜行も多く、旅人には節約の手段としてもおススメな移動方法。
一応中国にはバスもあるが、中国のバスはよく故障し、料金も鉄道の硬臥とかわらないので、鉄道が便利。
鉄道の経路検索や時刻確認には、こちらのサイトが便利。
中国の鉄道は非常に混み合うので、上記のサイトで予定を決めたらすぐに買ったほうがいい。
各駅では、普通5~10日後までの切符を買うことができ、他の駅からの切符も購入できる。
他の駅からの切符を購入する場合、手数料として5元徴収される。

今回の僕の旅は、チベット圏の鉄道がないエリア以外は全て鉄道で周った

各主要駅には電光掲示板があったので、購入前に確認すると良い

主要駅の混み具合は尋常じゃないので、早めの到着(30分前行動)をおススメする

寝台列車はどれも設備は新しい。これは昆明から麗江間で乗った最新式のオール2階建て列車。

一般的な寝台列車の車内(硬臥)。3段ベッドで、料金は下段が一番高い。

ベッドの寝心地はよく、一晩くらいなら楽勝^^

寝台車には給湯器が必ずあるので、カップ麺やお茶を飲むことが出来る。その他、物販や食堂車もあり。

チベットやウイグルなどでは、移動手段がバスのみのところもある。写真は麗江→シャングリラのバス。
≪食≫
中国の食事は安い。
東南アジアを入れても、相当安い部類だと思う。
さらに嬉しいのが、僕ら日本人には慣れ親しんだ料理、食材が多いこと。
だいたい麺類なら5~10元、定食で10~15元、一品料理10~25元といった感じで、
大人数であればあるほど、食べれる料理は増え、料金は抑えられるので、シェア飯がおススメ。
ちなみに、中国のビールは中瓶1本5~10元と安いものの、美味しいものは少ない。

麺類は大きさや具などにもよるが、どんなに高くても10元

朝食におススメなワンタン。その他お粥などもおススメで、どれも5元程度。

人数が集まれば鍋もあり!!みんなで食べるご飯は、やっぱり美味しい^^
≪住≫
個人旅行での中国内の宿泊は、YHを強くおススメする。
理由は、設備が整っていること&インターネット環境が充実していること。
僕が利用したYHの多くは、他の宿泊施設と比べても快適で、料金も15~45元と割安。
しかも、インターネットの環境が乏しい中国の宿泊施設では珍しく、ほとんどのYHでWifi可能。
外国人はもちろん、中国人もYHはよく利用するので、旅の醍醐味である出会いも多いはず。
ちなみに、その他の安宿である住宿や招待所は、外国人禁止のところが多いので、注意。
※中国のYH探しは、フライヤーかYHのHPが便利

快適だったシャングリラのYH

部屋内も綺麗で、なにより湯量が豊富だったのが嬉しい!!
≪おまけ/インターネット環境≫
ご存知、中国のネット規制。
中国では政府がネットを検閲しているため、見ることの出来ないサイトが数多く存在する。
基本的に個人が発信できるサイトはほとんど見れず、You Tubeやツイッター、アメブロなどが見れない。
特に外国人にとって一番イタイのは、Facebook(ちなみにmixiは閲覧可能)。
日本人はそこまででもないかもしれないが、欧米人はよく『F○CK』なんて言っていた(笑)
そんな中国のネット規制を掻い潜る方法がいくつかある。
その中で、僕は『freegate』と呼ばれるフリーソフトを使っていた。
これを立ち上げると、ネット規制の網を掻い潜ることができ、上記の全てのサイトにアクセスすることができた。
入手方法は、ダウンロードが出来ないため、他のPCからのコピペ。
外国人の集まるYHのPCに入っていることが多いので、見つけたらUSBメモリーやHDDでコピーすればよい。
freegateを立ち上げると、ネットへの接続速度が急激に遅くなるので、注意。
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