旅の終わりを感じた瞬間 ~夏河・ラプラン寺~ | ~風の吹くまま、自由気ままな旅を~

旅の終わりを感じた瞬間 ~夏河・ラプラン寺~



甘粛省や四川省に広がるアムド地方のチベット仏教の中心、ラプラン寺。



18世紀初頭に創建され、ゲルク派6大寺院の一つに数えられている。




~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-経堂前の広場




~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-殿群 ひき









寺院の敷地は広く、8つの大仏殿や6つの学院、そして数多くの僧坊が立ち並ぶ。



敷地内を一通り見学するだけでも半日はかかるだろう。




~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-学院




~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-道1




~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-道2




~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-煙










敷地内の道には、僧や巡礼者に加え、地元民の姿もあり、



宗教都市として、この町が機能している一面を垣間見ることができる。




~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-日常 道0




~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-日常 道1




~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-日常 道2




~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-日常 道2.5




~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-日常 道3 橋とおばちゃん




~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-門の前で話すおばあちゃん




~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-写生




~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-日常 道4 遊ぶ子供









敷地内には多くの殿があるものの、僕らの訪れた日の午後は、



そのほとんどが閉まっており、内部を見学できたのは経堂ともう一つの仏殿だけだった。



郎木寺のゴンパといい、内部を見学できない殿が多いのは、残念だ。




~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-経堂
経堂内の見学には入場料40元が必要。英語ツアーが10:15と15:15にある。




~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-経堂のタンカ
見学にはグループでとあったが、勝手に見て周れた




~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-経堂の門
色鮮やかな経堂の門




~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-経堂 斜め上から
経堂前を上から。ちょっと秦時代の建物の造りと似ている




~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-開いてなかった殿
多くの仏殿は、見学不可だった・・・









お寺の敷地の周りには、巡礼者がコルラするための巡礼道があり、



その道には何百ものマニ車が並んでいた。




~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-マニ車 0.5




~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-巨大マニ車










この日は途中から雨が降ってきたが、それでも巡礼者の列は絶えず、



皆お経を唱えたり、巡礼仲間と話したりしながら、マニ車を回していた。




~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-マニ車0 巡礼者




~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-マニ車1 巡礼




~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-マニ車2 後ろから











僕はその姿を見て、なんだかにやけてしまった。



マニ車を一度回せば経文を一度読んだことになるという、チベット仏教の教え。



道やお寺の前では、全身を大地に投げ出しながら(五体投地)、無心に祈りを捧げる。



科学の進歩した現代社会の中では、その姿は『滑稽』と言ってもいいかもしれない。






僕は無宗教者であるが、この旅を通じて宗教の存在を身近に感じれるようになった。



日本にいた頃の僕は、『宗教=すがるもの』というイメージを持っていたが、



今回の旅を通して、『宗教=人生の一部』ということを、否が応にも感じさせられた。






実直にマニ車を回したり、コルラをしたり、五体投地したりする、そんな彼らの姿は、



とても愛おしく、愛らしく、僕を優しい気持ちにさせてくれた。




~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-マニ車3




~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-寺をコルラする人々










そんな彼らを見たいがために、僕は再度チベット文化圏に来たのかもしれない。



挨拶をすれば笑顔で返してくれ、巡礼者でない僕を温かく迎えてくれるチベット人。






そんなチベット人・・・



僕は大好きです^^












さて、僕は前回の記事で、夏河を『旅の一区切りの場所』と書いたが、



ラプラン寺を見渡す丘から見た景色を見たとき、僕は理由もなくこう感じた。






『あぁ、俺の旅も終わるんだな・・・』




~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-丘からの景色
丘からの景色




~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-丘 僧と地元民
丘にいた僧と地元民。地元の人にもピクニックスポットとして愛されている。









もちろん、事実あと少しで旅は終わるのだが、



気分的にというか、感情的にこう感じたのは、これが初めてだった。






2010年4月にイギリス&アイスランドからスタートし、



中東、東欧、西欧、南米、メキシコ・キューバ、北米、東南アジア、中国と旅してきた今回。



途中、一時帰国やハワイ行きはあったものの、旅の総期間は15ヶ月弱、訪れた国数38カ国。






現時点での飛行機に乗った回数、41回(笑)



あきらかに飛びすぎです・・・。









はっきり言って、もう忘れかけてる出来事も数知れず。



帰国してからこのブログを読み直すのが、今の密かな楽しみだったり・・・ニコニコ






ブログに遊びに来てくれてる皆様、いつもご訪問ありがとうございます^^



残り少ない世界一周旅ブログになりますが、どうぞ最後までお付き合いくださいませm(_ _)m









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