旅の終わりが近づいてきた・・・ ~ゲルク派の聖地・夏河へ~
チベット仏教ゲルク派6大寺院の一つ、ラプラン寺を擁する夏河。
シャングリラから歩んできたチベット文化圏も、いよいよここが最後の町。
そしてここ夏河で、今回の僕の“旅”は一つの区切りを迎える。
というのも、夏河から先は蘭州、西安、上海と大都市をつなぐため、
“旅”というフレーズが似合う町は、たぶんここ夏河が最後になるだろう。
2010年4月9日に出発してから、早15ヶ月弱・・・
ついに僕の旅も、エピローグへと向かい始めている。
郎木寺から夏河までは、バスで4時間ほど。
ただ、僕らの時は途中の合作で、意味不明な待ち時間があったため、合計5時間もかかってしまった。

途中に寄った合作のバスターミナル

けっこう時間があったため、町をちょっとプラプラ

一応、合作のバスターミナルの里程表。ターミナル内には、鉄道の切符の販売所も。

合作から夏河にかけての車窓から見えた菜の花畑
夏河の町はメインとなる道が1本しかないものの、その道沿いは思ったより発展してて、
郎木寺と比べると、規模・建物など、どれをとっても街らしさを感じさせた。

メインストリート

裏手の小道は、こんな感じ
町は大きく分けて2つの地区に分かれている。
バスターミナルや宿、お土産屋さんがある市街区とラプラン寺のある寺院区だ。
区域の間には溝(小川??)があるため、市街と寺院は完全に分かれていた。
市街区には、さすが聖地だけあって、必要なものは全てある。
道では、僧や巡礼に訪れるチベット人の姿を多く見かけ、
レストランやお土産屋さんも、チベットに関するものが多い。



美味しかったジャガイモとヤクの炒め物
町中をブラブラしていると、職人の姿を多く目にした。
革製品や細工物、靴や食べ物に至るまで、
全長3kmほどのメインストリートには、多くの職人が店を連ねており、その顔つきは皆玄人だった。
彼らの顔つき、汚れた手、真剣な眼差しは、僕に日本の下町を連想させた。

僧が履いていた、暖かそうな靴

店の前にあった修理屋で、靴の底を埋めてもらった@5元

豆腐屋さん

自転車屋さん

オープン前の何かのお店で、タンカを描いていた僧

失敗の出来ない直塗りのため、真剣な眼差し

こちらも真剣。道端で見かけた壁に文字を書いていた少女。

アンティーク屋さんで見つけた年代モノの白鶴!!
夏河の町は、見所はメインストリートのみだったが、
半日~1日かけてブラブラするにはちょうど良い大きさだった。
≪郎木寺→夏河≫
この区間のバスは、直通は1日1本のみ。
町中のT字路から14時発で、料金は46元。
けっこう人気路線のため、出発1~2時間前にはチケットを運転手から買ったほうが良い。
座席指定ではないため、出発数十分前には車内へ。
直通バス以外には、合作経由で行くこともできる。
郎木寺→合作、合作→夏河共に、30分~1時間に1本はバスがあるため、こっちのほうが時間の制約はない。
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