ラオスの首都・ビエンチャンを後にし、次に向かうは・・・
ベトナム!!ビエンチャンから国境越えをする場合、直行バスで行ける都市はハノイ、ビン、フエ、ダナンの4つ。
ただ、どこに行くにしても20時間以上の長時間移動を強いられ、国境もなかなか手ごわいらしい。
最近、国境越えに苦労してなかったので、ちょっと気合いを入れなおさなきゃな。
ハノイから入ればベトナム完全縦断になるのだが、ハノイ周辺に魅力を感じられなかった僕は、
中部のフエから入り、そこからゆっくり南下することに。
ビエンチャン-フエ間の移動方法は、以下がある。
①直行スリーピングバス 所要22時間 25万キップ
②直行VIPバス(AC付シート) 所要22時間 14万キップ
③スワンナケート経由VIP&スリーピングバス 所要2日 22万キップ~
④スワンナケート経由ローカルバス 所要2日半 料金不明(たぶん10万キップくらい)
※上記は全てビエンチャンで最安だった旅行会社で聞いた料金
事前情報では、スワンナケート経由が一般的だったが、どうやら近年直行便ができたらしい。
ということで、もちろん直行バスを選択。
所要22時間ということで、ちょっと座席は厳しいかと思い、①のスリーピングバスを購入。
スリーピングバスに乗車するのは初めてだったため、テンション↑↑

17時に滞在していたホテルでピックアップしてもらい、南方面バスターミナルへ。
ラオス南部やベトナム行きのバスが発着するバスターミナルなのだが、
首都にある国際バスターミナルとしては、ちょっとお粗末な設備だった。

バスターミナル内は未舗装で、砂埃が舞う
バスターミナルに着くと、さっそくフエ行きのバスへ。
バスは思ったより小さかったが、外観はなかなか綺麗。
車内も、思った以上に快適そう^^

右の赤いバスが今回のスリーピングバス

席は3列で、2段ベッドになっている。ちょっと狭いものの、まあまあ快適そう。
『これなら22時間でも大丈夫かな』と思った矢先に・・・
スタッフに導かれた僕の席はこちら。

まさかの5人席( ̄□ ̄;)
これはないだろ。
座席では見慣れた一番後ろの5人席も、ベッドタイプで見ると異常な光景。
てか、狭すぎですっ(><)
しかも、一番後ろに通されるのは、外国人観光客のみ。
5人席×2(下と上)で並ぶ10人の外国人を、不思議そうに見つめる前の現地人たち。
いやいや、うちらのほうが??だよ、この状況


もう半ばやけになり、一緒に22時間過ごすことになった西欧人たちと、
『キャンプに来たと思おうぜww』『一晩中トランプでもするかww』などと盛り上がりながら、バスは出発。
出発後すぐ、一旦みんなで5人席に寝てみた。
すると、案外快適^^
5人ともそんなに大柄じゃなかったのが不幸中の幸い。
まあ、前の独立した席のほうが、絶対快適だと思うけど・・・。

それでも通路で寝るこの人たちよりかはマシかな・・・ちょっと複雑な心境(笑)
出発時から外は生憎の大雨で、バスは止まったり、徐行したりの繰り返し。
『これじゃ、予定時間には着かないだろうな』と思い始めた頃、また不幸が・・・。
なんとうちらの上部にあった換気口から、まさかの冷たい滴。
そう、苦しむうちらをあざ笑うかのような
雨漏り。
真ん中に寝ていた男性が、なんとか雨漏りを食い止めようと、
袋や枕を使って応急処置しようとするも、無常にも滴り落ちる雨水。
しかも、バスのスタッフの対応がマジ最悪で、『すぐ雨はやむ。気になるなら自分で対処しろ』と一蹴。
バスへの乗車時から、スタッフの傲慢で高飛車な態度は気になっていたものの、ここまでひどいとは。
さっそく社会主義国の洗礼を受けたという感じか。

まさにお手上げ状態┐( ̄ヘ ̄)┌
その後、雨はおさまり、しばしの睡眠をとった。
バスが止まった気配があったので、時計に目をやると朝4時だった。
どうやら国境近くまで来たようだ。
しかし、国境の門が夜明けにならないと開かないらしく、ここでしばし待つことに。
ただ運ちゃんがエンジンを止めてしまったため、バスの車内は次第にサウナ状態へ・・・。
車内が地獄絵図だっていうのに、アイドリングストップですか??
地球に優しいこと。
しょうがないので、ほとんどの乗客は外で夜を明かす。

バスが国境に着いた時、あたりは真っ暗だった

大雨の影響で普段より遅れたはずなのに、ここで3時間待ち。だったら、出発時間遅らせればいいのに・・・
夜が明ける頃、バスのスタッフから外国人だけ声をかけられる。
出国手続きを一括で申請するため、パスポートとUS$3を持って来いとのことだ。
出た、噂に聞く
賄賂だ。
要求されたUS$3は、確実にこのよく分からない男の懐に入る。
もちろん、そんなお金は払えないと突っぱねるも、自分での申請は出来ないといわれる。
それを聞いて周りの外国人観光客は渋々払い始めてしまった・・・。
こういう状況を作られてしまったら、もう僕らの負け。
ここでさらに揉めるのもめんどくさいので、嫌々ながらうちらも支払う。
その後、バスはようやく7時頃動き出し、停車していた場所から国境まで移動。
そこでパスポートを返してもらい、ここからは各自で歩いて国境越え。
ベトナム側の国境では、体温チェックなどちょっと厳重だったが、無事スタンプGET♪♪
ベトナム入国の際、第3国への出国航空券が必要だと聞いていたが、全く触れられなかった。


1時間以上かけてようやく全員入国し、再度バスに乗り込み出発。
ようやく落ち着いて眠れる・・・と思い、寝始めたのもつかの間、
なんとバスは、まさかのフエに11時到着!!
あれ?
19時の出発だから、22時間後なら翌17時に到着では??
遅れるならまだしも、6時間の前倒しなど、全く考えてなかったうちらは、
寝起きで頭がクラクラしていたが、急いで荷物をまとめて下車。
到着が早まったのは嬉しいが、せめて休憩時や直前に一言声をかけてくれ。
そう思わずにはいられないのは、僕が日本人だからでしょうか・・・。
ということで、ビエンチャンから16時間でフエに到着。
国境での待ち時間がなければ、実質13時間で着いたと思われる。
それにしても、久々に色々と不満の残る移動だったなぁ。
まだ運行し始めたばかりで、ネットにもあまり情報がなかったので、
これからビエンチャンからフエへ国境越えする人は、参考にしてください^^
≪ビエンチャン→フエ 国境越え情報≫
移動手段は上記に書いたとおりだが、一番楽なのは③のスワンナケート経由かも。
スワンナケートで一泊する必要があるが、国境を昼に通過するため、移動が一番楽だと聞く。
さらにスワンナケート中心部のホテルを8時に出発するバスなら、フエの中心部まで行くため降車後も楽。
※③の移動は、スワンナケートでの宿泊代込みのツアーもあり
今回僕が選んだ①の場合、フエでの降車は旧市街の王宮の外堀付近。
ここから安宿の集まる新市街の中心部までは2kmほどあり、
バイクタクシー(US$1~2)もしくは徒歩(30分弱)での移動が必要となる。
あと国境での賄賂だが、今回体験した感じでは、自力での申請も可能と思われる。
現地の人々は普通に出国を自分で申請してたし、外国人ももちろんできるはず。
出国なんて、ただスタンプをもらうだけだから、外国人だからと言って時間がかかるとも思えない。
国境前での休憩時にパスポートを渡さず、普通に自力で出入国すればよい。
ただ、あくまでも『できそう』という予想なので、状況に応じて自己判断でよろしくです。
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