ラオスの古都・ルアンパバーン
ラオス北部の中心地、ルアンパバーン。
街中には数十もの寺があり、その歴史ある街並みは世界遺産に登録されている。

メコンのほとりに佇む古都

街の中には百弱のお寺があるといわれている
ルアンパバーンの街は、とても小さく、町の中心部だけなら1時間もあれば歩いて回れてしまう。
レストランや旅行会社が軒を連ねるメインストリートが中心だが、
メインストリートから一本外れれば、地元に息づく現地人の生活が垣間見れる。
日差しが出れば汗ばむ陽気の中、僕は古都の雰囲気を楽しむため、街を歩きまわった。

ラオスでよく見かける日傘を差しながらの原チャ@メインストリート

そんな暑い日には、フレッシュフローズンジュース(5000キップ≒50円)がウマイ^^

メインストリートから一歩裏に出れば、地元民の暮らしが垣間見れる

昔ながらの家の壁。涼しそう。

階段のぼりに挑戦中

ミュージアムのライトアップ
ルアンパバーンでは、街中でモンクの姿をよく目にする。
街中を歩いてるのはもちろんのこと、普通に買い物もしてるし、川で遊ぶモンクも。
モンクがここまで溶け込んでる街も珍しいと思う。




ルアンパバーンの観光で見逃せないのが、托鉢。
これは出家者の修行形態の1つで、信者の家々を巡り、生活に必要な最低限の食糧などを乞い、
信者に功徳を積ませる修行なのだが、ルアンパバーンでは昔から托鉢の習慣が強く残っていると聞いた。
朝5時半。
眠い目を擦りながら街に出ると、そこにはすでに托鉢の用意をする人々が見えた。

托鉢の準備をする人々
托鉢は、基本的には5:40頃にスタートして、20分ほどルアンパバーンの中心を練り歩く。
朝靄の中に浮かび上がる、モンクのオレンジ色の袈裟は、街にとても溶けこんであり、
何十人にも及ぶ長い行列は、まさに圧巻であった。

寺の鐘が鳴ると、モンクたちは外に出始める

モンク出動準備中

信者も托鉢前に祈りをささげる

モンクの列

托鉢風景
古都に受け継がれる神聖な托鉢風景を見れて、とても良い経験になったのだが、
そんな中、残念だったのが団体観光客による托鉢体験。
タイ人や中国人を中心に、今ラオスへの観光旅行はとても人気で、
特にここルアンパバーンでの托鉢は、その中でも絶大な人気を誇る行事。
そのため、托鉢を体験しよう的なノリで、プログラムが組まれており、
その様はまるで何かのアトラクションのようだった。
特に中国人たちの振る舞いは酷く、節操のない大声で笑いながらモンクに米を渡したり、
列の流れを止めてでもモンクと一緒に記念撮影をしたりと、情緒もクソもなかった。

団体客用の準備

団体客が到着。って、もう托鉢始まってますけど・・・

托鉢の列を止め、無理やり写真撮影をしようとしていた団体客
あと、観光客相手に托鉢用のもち米を売りつけようとする人たちがしつこく、
ゆっくり托鉢を見ることができないのも残念。

昔は観光客は参加してはいけなかったが、今はどうやらできるらしい
メインストリートでは、残念ながらこのような団体や売り子が多いので、
落ち着いて見たい人は、1本裏(メコン側に1本)の道で見ることをおススメする。
托鉢のルートは、各寺院からまずはメインストリートを抜け、
その後1本裏の道から戻ってくるのだが、裏の道はほんと静か。
この道は地元の人々が中心のため、今も昔ながらの托鉢を見ることが出来た。



ちょっと残念な一面もあったが、それでも托鉢は見れて本当に良かった。
みなさんもルアンパバーンに来た時には、ぜひ早起きして托鉢を!!
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