キューバ総まとめ ~キューバの魅力とは~
キューバの魅力はいったい何だろう。
キューバ革命、カストロ・ゲバラ、社会主義、古い町並み、カリブ海、音楽 etc...







3週間キューバで過ごさせてもらったが、ほんと魅力ありすぎっ(><)
一度も飽きることがなかったなぁ。
そんな中で、「キューバの一番の魅力は?」と聞かれたら、間違いなくこう答える。
“人”
旅人の間でよく、「この国の魅力は?」と聞くと、『人の良さ』と返ってくる国がある。
他にこれといった魅力がないため、そう返ってくることが多いのだが、
キューバは、本当に“人”こそが魅力な国だと思う。





もちろん、キューバには革命にまつわる観光名所や音楽や絵画など、見所は多い。
それでも、地元の人たちと絡みながら過ごす毎日には、数々の名所や名演・名画も遠く及ばなかった。
ハバナの旧市街や他の町のセントロを歩いていると、
何を見るでも、何をするでもない、ただ街歩きするだけが一番楽しいことに気づく。




一見無愛想なおっちゃんも、『Hola』と一声かければ、くしゃっとなるくらいの笑顔を返してくれる。
1つ4円のお菓子を売るおばちゃんは、1つ買ったら、『君の幸運に』ともう1つおまけしてくれた。
路上野球に混ぜてもらったら、帰り際に『お土産』と言って、ウィニングボールをくれた。
愛車のアメ車を修理するおっちゃんは、『今あるものを大切にしなければならない』と語ってくれた。
サンティアゴの宿の主人は、政府批判をしながらも、最後には『この国が好きなの』と満面の笑みで答えた。
キューバを旅するときには、ぜひ観光だけではなく、現地の人々とたくさん絡んでほしい。
その分だけ、絶対キューバを好きになれるから。


物凄いスピードで移り変わる世界情勢の中で、キューバもまた変わってきている。
たしかにキューバ政府への不満も、数多く聞いた。
キューバも情報化社会になりつつあり、外の情報が入れば入るほど、不満も募るだろう。


それでも、今まで見てきた中南米諸国の中で、一番豊かな国だったと思う。
これはもちろん、物質的な豊かさではない。
“心の豊かさ”だ。
国民、みな貧乏と言われるキューバ。
それでも、陽気に毎日過ぎ行く日常を楽しみ、人への思いやりも忘れない。
そんな素晴らしい国で、素晴らしい体験ができ、本当に良かった。
心からそう思う。


予定では、今月から配給手帳が廃止され、今年中には、大きな政変があるかもしれないという。
いつまで社会主義体制が続くのか、いつまでラウル現議長が国民を引っ張っていけるのか。
その答えは誰にも分からないが、キューバが大きく変わる日はそう遠くないと思う。



いつも思うが、変わってほしくないというのは旅人のエゴである。
今の暮らしを変えるか、変えないかは、そこに住む人たちが決めることであり、
旅人の僕らが決めたり、望んだりするものではないと思う。


ただ1つ言えることは、“今、この瞬間”のキューバに来れて、本当によかった。
キューバで出会った全ての人たちに・・・。
~Muchas Gracias, Hasta la vista~
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