サッカー三昧の一日 in リオ Vol.2 ~サッカー観戦記~ | ~風の吹くまま、自由気ままな旅を~

サッカー三昧の一日 in リオ Vol.2 ~サッカー観戦記~



マラカナンスタジアムは正直肩透かしだったが、



全てはこの試合の布石でしかない!!



そう自分に言い聞かせて、夜を待った。









今日の試合は、夜の22時にキックオフということで、帰り道の治安を心配して、



送迎付きのツアー(チケット代込みでR$70)をホステルで予約した。







20時半に僕らをピックアップしに来たミニバンに乗り、いざスタジアムへ・・・



と思ったら、ミニバンはすでに満席。






『うちらの席はどこですか??』



と運ちゃんに聞くと、『ここだ』と指差されたのは、通路










はい??



運ちゃんは『早く座れ』というが、



指差された場所は、僕の眼にはどう見ても通路にしか見えない。



というか、どこからどう見ても、通路だ。









何度聞き返しても、『ここに座れ』と言う。



要は、通路に昔懐かしい“体育座り”をしろとのこと。










おいおい、マジかよむかっむかっむかっ



いつかの嫌な思い出が蘇る。



あの時の同志・Yuさん、またまた事件です。









一応、最後にもう一度抗議するも、答えは同じく『出発するから、早く座れ』の一言。



はぁ~。










しかも、前回よりも酷かったのが、他の乗客たち。



普通、こういう状況になったら、



みんなで少しずつ詰め合って、ちょっとだけでも椅子に座らせてくれるだろ。






しかしだ・・・



今回のツアー客はみんな、私欲に満ち溢れる、裕福そうな白ブタたち。



我関せずのシロ~イ目線で、僕らを見てるだけ。



ほんとこういう時のグリンゴって、大嫌いパンチ!









ということで、スタジアムまでの30分超、僕らは通路に体育座りorスタンディング。



早くも意気消沈かと自分でも思ったが、車から降りてすぐに感じれた、



“スタジアムからの熱気”が全てを吹き飛ばしてくれた。






まだ試合開始1時間前なのに、スタジアムの外まで聞こえる歓声と地響き。



さすがブラジルだけあって、歓声と共に聞こえてくる打楽器の音が心地よい。



まだスタジアムの外なのに、ヴァスコの応援歌を歌いながら走り回るサポーターたちを見てると、



こっちまでなんだか胸が熱くなってくる。



ここから試合開始まで、彼らのテンションが下がることは無かった。


~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-バスコ 試合前 外
大勢のサポーターで道は埋まっていた













試合開始20分前になり、いよいよスタジアムに入る。



案内役にチケットを渡され、いざ客席へ。



僕は、てっきり安全を考慮するツアーだと思っていたので、



用意される席はメインスタンド側の指定席だと思っていた。






しかし、通された席はバックスタンド側、ゴール近くの自由席。



おいおい、一番過激なところじゃね??


~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-バスコ 応援旗
まわりはこんな感じ


~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-バスコ 試合前 スタンド
ヴァスコのホーム/サン・ジャヌアリオは、スタンドが4分の3しかない変わったスタジアム


~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-バスコ 試合前 フラッグ
伝統あるヴァスコのフラッグマーク













ただ、さすがはこの歓声と地響きの震源地。



周りから発されるパワーはかなりのもので、ただ立っているだけでも、心臓がバクバクする。






ふむ。



せっかくブラジルのサッカーを観るのだから、こういうのも悪くはない。












ところで・・・



そういえば、この日の対戦相手を紹介してなかったが、相手はコリンチャンス。



こちらもブラジルを代表するチームで、前ブラジル代表のロベカルとロナウドが在籍している。



ロナウドはベンチ外だったが、ロベカルはスタメン。



スペイン留学時にレアル戦を観た以来なので、約7年ぶりの再会だ。






正直、前シーズン2部にいたヴァスコ・ダ・ガマに知っている選手はいなかったので、



試合中の楽しみは、アウェイチームだけど、ロベカルのプレイだけだった。












22時にキックオフされた試合は、終始ホームのヴァスコペースだった。



前半に2点を挙げ、危なげなく90分を消化。



残念ながら、ロベカルのいるコリンチャンスは不完全燃焼のまま試合は終了。







ヴァスコのサポーターは、格上のコリンチャンスを破ったということで、大盛り上がり。



サポーターにとっては、“味方を褒めては相手を貶す”、最高の90分間だっただろう。










ただ、僕個人の感想として、試合内容は正直お粗末なもの。



なんて言うか、すべてが雑ガーン



僕は勝手なイメージだったが、技術的な差はあったとしても、



ブラジル代表のような積極的な個人技や素早いパスまわしを、たくさん観れると思っていた。









しかし、実際には両チームとも通ればラッキー的な不正確なパスを連発。



たまたまうまく通ったパスが味方に渡り、ゴールをするというなんとも退屈な試合展開。



正直、これだったらJリーグを観てた方がまだマシだと思う。









ただ、そんな中僕を唯一楽しませてくれたのは、やはり大御所・ロベカル



昔からちっとも変わらないオーバーラップの仕方に、曲がらないロングフィード。



玉際のテクニックは群を抜いており、そしてロベカルの代名詞であるFKの助走シーン。






残念ながら、この試合では弾丸の直接FKは見れなかったが、



それでも、高いレベルのプレーを随所に見せてくれたロベカル!!



ほんとこの人がいなかったら、試合自体は全く面白くなかった。






もうそれなりの年だから大変だと思うけど、末永く活躍してください!!



応援してますニコニコ


~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-バスコ ろべかる
一番手前にいる白のユニフォーム6番がロベカル。相変わらず小さいのですぐ分かる。













と、上記のような試合内容ではあったが、



なにより今回見れて良かったのは、サポーターの熱狂ぶり



ブラジル人たちが、いかにサッカーを愛し、地元のクラブを愛しているかがよく分かった。






次の都市・サンパウロでも観戦予定なので、試合内容はともかく、



いかにチームがサポーターに愛されているかを、見てきたいと思う。


~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-バスコ 応援歌
口はもちろん、身振り手振りと全身で応援するサポーターたち


~風の吹くまま、自由気ままな旅を~-バスコ 大フラッグの下
後半開始直前に広げられたビッグフラッグ



得点後の観客席の様子











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