スパニッシュモロッコ ~ティトゥアン~
ティトゥアンは20世紀にスペイン領となったこともあるので、
その雰囲気はどことなくスペイン、特にアンダルシア地方に似ている。
新市街には1ブロック毎にCafeがあり、
アルコールが飲めないことを除けば、スペインのBarそっくりだ。
Cafeの前に並ぶオープンスペースでおっちゃん達が飲んでいるのも、
モロッコ伝統のミントティーではなく、カフェ・コン・レチェ。

新市街のメインストリートにはCafeがいっぱい
街を歩けばスペイン語が飛び交う。
どうやらこの街では、フランス語よりもスペイン語が主流らしい。
フランス語の出来ない僕にとっては、とても嬉しいことなのだが、
モロッコ人とスペイン語で会話するのは、どこかしっくりこなかった。
ティトゥアンのメディナ(旧市街)は、世界遺産に登録されている。
ただ、実際歩いてみると、普通のメディナ。
丘の上に白壁の家々が並んでいる以外には、特にこれといった印象はない。
う~ん。
世界遺産の基準ってよう分からん。

王宮前。王宮の右側よりスークに入れる

トゥット門

スーク

モロカンシューズやバブーシュ(革スリッパ)

スパイス屋

オリーブ

ティトゥアンは海が近いので魚、しかも鰹が売っていた
そういえば、モロッコに入ってから、
モロッコらしい食べ物をまだ食べていなかった。
ということで、さっそく実食!!
タジンやクスクスを一人で食べきるほどお腹がすいていなかったので、
屋台で軽く食べれるものを探す・・・
おっ、発見!!
屋台の人ごみをかき分けると、いらっしゃいました。
どんっ!!

お食事中の方失礼いたしました。といってもこれも食べ物ですが・・・
モロッコに来たなら一回はチャレンジしてみたかった、この子。
ただ、さすがにお椀1杯を食べきる自信はなかったので、
僕はヒヨコマメの煮物を頼み、あの子は隣のおにいちゃんから拝借。
レモンに刺さってる安全ピンで中身をほじくり、パクッ。

う~ん。
味は・・・スープの味。この子自体に味はない。
食感は・・・思ったとおり貝に似ている。
ただ、かなり煮込まれているので、エスカルゴのような歯応えはなかった。
総評としては、不味くはないけど、そんなに美味いものでもない。
僕個人としては、この子達を単体で食べ続けるのはちょっとつらい。
ビールが右手にあれば・・・
と、まあこんな感じ。
帰りがけにサボテンの実を売るおっちゃんに声を掛けられたので、
ひさびさに挑戦してみる。
サボテンの実は前に何度か食べたことはあるが、
中にある種ごと食べるのが、どうも慣れなかった。

皮をむいてそのまま食べる

中身はこんな感じ
そして今回も・・・やっぱり食べにくかった。
隣のお姉さんが4つ食べるあいだに、僕は1つ食べるのが限界。
『こうやって食べるのよ』と披露してくれるが、無理っす。
スイカの種よりも大きい種を飲み込むのは、なかなか抵抗がある。
1つで僕は満足だったので、次を勧めるおっちゃんに、
『もうおなか一杯だから、ありがとう』と告げ、立ち去ろうとすると・・・
隣のお姉さんが、『じゃあこれは後で食べてね』と3つの実をくれた。
こういう時、すぐに断ることのできない自分。
お姉さんの優しさに癒されるも、もらった実は宿にいた子供にあげてしまった。
ちなみに、今のところモロッコ人にウザさは感じません。
言い寄ってくるやつらはいるけど、エジプトよりはマシ。
まあ、これからかな。
―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・
ランキング参戦中!!
一日一回、ポチっとしてもらえると嬉しいです。

にほんブログ村
携帯の方は、↓をクリック!!
にほんブログ村 世界一周