クラクフ旧市街とポーランドのレストラン
ポーランドの街の中で戦災を免れた数少ない街、クラクフ。
そのおかげで、中世にはポーランドの首都として栄えた美しい街並みを、
今も変わらぬ姿で見ることができる。

聖マリア教会

お城

スウォヴァツキ劇場

コロリアンスカ門

旧市街は公園に囲まれている

駅前には最新のショッピングセンターも

どこかラゾーナに似てる・・・
クラクフは石畳と馬車が似合う街だ。
今までも様々な街で馬車を見かけたが、ここクラクフほど似合う街はなかった。
着飾った馬と綺麗に装飾された乗車部分、パカパカと心地よい蹄の音。
まるでおとぎの国の馬車のようだった。



あと、音楽もよく似合う。
街の至る所で音楽を奏でる人がおり、
教会やホールではコンサートが毎日のように開催されていた。




旧市街の南東部には、カジミエーシュと呼ばれる地域がある。
その昔、ゲットーと呼ばれていた地域だ。

当時の地図
戦時中、ユダヤ人は強制的にこのエリアに住まわされ、
腕にはダビデの腕章をしなければならなかった。
ゲットーのまわりは高い壁に囲まれており、
自由に壁の外に出ることは出来なかった。
映画『シンドラーのリスト』もここを舞台にしており、
昔の名残を見ることはできないかと、訪れてみると・・・
そこには、古い家々をリノベーションし、新しく生まれ変わった街並があった。

ゲットーの現在の街並

カフェ
とてもアーティスティックな感じで、カフェはどこもお洒落。
ゲットーの名残といえば、シナゴーグとユダヤ人墓地があったくらいだ。

ヘブライ語表記のあった建物

墓地
まあ、よくよく考えれば、もう65年も昔の話だし、
ゲットー解体後、ユダヤ人がこの地に戻るのは難しかったのだから当たり前か。
若いアーティストもたくさん住んでいるらしく、
ロンドンのイーストエンドを思い出させるエリアだった。
話は変わるが、ポーランドはレストランでの食事が安いことで有名だ。
物価全体としても、東欧諸国の中では高くない方であるが、
ことレストランでの食事という面では、他国よりかなり割安感があるという。
特にここクラクフは、地方都市なので首都ワルシャワより安い一方、
世界的な観光地でもあるため、他の都市よりも良い店が多い。
ということで、久々に贅沢してきました。
今回行ったお店は、宿から程近い「Ancora」というお店。
※住所 : ul.Dominikanska 3
Barで仲良くなったカップルに教えてもらったお店なのだが、
お店の前に行くと見覚えのあるステッカーが・・・

仲良く3つ並んだ、ミシュランのステッカー
あ~、そういうこと。
もちろんメニューは表にないので、料金の幅は分からず。
まあ、せっかく来たので、少しぐらい高くてもいいかと、入店。

とても洗練された店内

久々に見た、並べられたフォークやナイフ
僕がオーダーしたのは、以下2皿。

マグロのカルパッチョ

牛肉とフォアグラのはさみ焼き、季節の野菜添え
これにアミューズがつき、飲み物はビール、グラスワイン、コーヒーをオーダー。

アミューズ

シメのコーヒー
肝心の味のほうは・・・
うま~



味付け、調理加減共に申し分なく、特にお肉は絶品だった。
以上のオーダーで、合計106zt(3000円弱)。
どうです?安くないですか?
日本だったら、確実に1万円近くはいく内容。
しかもミシュラン掲載店。
質、量、値段の全てに満足した、充実した夕食だった。

パートナーがいたら頼みたかったボトルワイン
ということで、1ヵ月半に渡った中・東欧の旅は、これにて終了。
お次はいよいよ●追い祭りです。
しっかり追われてきや~す!!
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