東・中欧エリア最後の国・ポーランドへ ~クラクフ、ヴィエリチカ~
え~、ハンガリーの後は、スロヴァキア。
のはずでしたが・・・
ハンガリーでちょっとゆっくりしすぎたために、時間が・・・(笑)
ということで、やって来ましたはポーランド。
今回の旅の東・中欧エリア、最後を飾る国です。
ハイライトであるアウシュヴィッツは明日行くので、
今日はハンガリーから乗った欧州初の夜行列車とヴィエリチカについて、どうぞ。
ハンガリーからポーランドへは、近いようで遠い。
というのも、スロヴァキアを挟んでいるものの、
ブダペストとクラクフまでの距離は、たった300㎞弱。
なのに直行便であったのは、列車が夜行1便(毎日)に、バスは朝発週2便だけ。
どちらも観光客に人気の都市なので、もっと容易にアクセスできると思ったのだが・・・
もちろん、鈍行を乗り継いだりすればもっとあるのだろうが、かなりの貧弱っぷり。
値段的にはバスの方が列車の半額と安く、なおかつ早いのだが、
水曜と土曜しか運行がないため、僕の予定とは合わず。
※料金 / 列車 2等クシェット 10,820Ft / バス 3,900~4,500Ft
結局、夜行列車で行くことにした。
そういえば、欧州で夜行列車に乗るのは人生で初めてだ。
ちょっとウキウキ

ということで、ブダペスト東駅(keleti) 19:58発の列車に乗り込む。
東駅は、外観もさることながら、内装もなかなか。
これぞ欧州の駅って感じ。

外観

構内

駅にまでチェス盤・・・どんだけ好きなんだ??

列車内から見たプラットフォーム
列車内のクシェット(簡易ベッド)はこんな感じ。

3段ベッド×2
3段ベッドの位置はチケット購入時に指定できるので、僕は一番上を選択。
上を選んだ理由は、貴重品管理が楽だから。
それに、足元には荷物を置くスペース(扉の上の部分)があり、なにかと便利。
ちょっと上り下りがめんどいけどね。
ハンガリーからポーランドは、スロヴェキアを含め、すべてシェンゲン条約内なので、
パスポートチェックがないのが、非常に嬉しい。
夜行列車は大体深夜に国境を越えるので、チェックがあるとそれ毎に起きなければならない。
今回の列車ではさらに、クラクフ駅到着の20分前には、車掌さんが起こしにきてくれたりと、
非常にホスピタリティに溢れた快適な旅だった。

列車内で予習した『シンドラーのリスト』
クラクフには30分遅れの6時半に到着。

宿で少し休息をとってから、さっそく観光へ。
メインのアウシュヴィッツは明日行くので、今日はもう一つの見所・ヴィエリチカへ。
ポーランド南部の街・クラクフは、近郊に3つの世界遺産がある、世界的にも珍しい街。
その3つとは、①クラクフの旧市街、②アウシュヴィッツ、③ヴィエリチカである。
今日訪れたヴィエリチカは、クラクフの南東15㎞に位置する小さな町。
この町の地下には500年以上も稼動した大規模な岩塩採掘場があり、
内部はガイド付きツアーでまわることができる。
採掘場の全長は300㎞に及び、地下300mもの深さまで坑道が続く。
ツアーではそのほんの一部を見学するのだが、それでも3時間近くかかる長時間ツアー。
途中途中に見られる坑道や巨大な空間、地底湖はどれも見ごたえ十分。
特に、有名な礼拝堂は圧巻だった。

まずは地下60mまで階段で移動

下が見えない・・・

パズーが出てきそうな坑道

内部はツアーでまわる

まるで迷宮のような内部

有名な礼拝堂

礼拝堂内の彫刻壁画・最後の晩餐

地底湖

ここヴィエリチカは、78年の第1回世界遺産登録に選出されたうちの1つ

帰りの上りはエレベータで。所要45秒。
さて、明日はいよいよアウシュヴィッツ。
イスラエル・エジプトから続いたユダヤ人の軌跡を巡る旅もいよいよラスト。
五感をフル活用して、色々なものを感じてきます!!
≪ヴィエリチカへのアクセス≫
クラクフからバス・電車共に頻発。どちらも便利。
バスは旧市街北にあるマテイキ広場奥の道から乗車、所要30分、1時間に2~3本、3zt。
列車はクラクフ本駅から乗車、所要25分、1時間に1~2本、2.5zt。
採掘場まではバス停(終点のちょっと手前)の方が近い。
最寄のバス停からは徒歩1分、電車の駅からは徒歩10分。
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