Montagnanaの“もう一つの名物”と街唯一の日本料理屋さん
Montagnanaには城壁のほかに、もう一つ有名なものがある。
それは、こちら。

そう、生ハムです。
日本ではパルマが有名だが、ここMontagnanaのプロシュートは、
イタリア国内ではパルマに負けないくらいの知名度を誇る。
ただ、生産量が圧倒的に少ないため、国外はおろか、
国内の他の地域でもあまり流通していないらしく、希少価値が高い。
ということで、さっそく実食。

プロシュート特有の柔らかい食感。
しかし、今まで食べてきたものより、肉としての食感が強い。
生ハムというより、しっかり肉を食べているという感じ。
噛めば噛むほど出てくる塩みがかった肉の旨みと肉の香りは、
この地方のワインにぴったり。
写真の通り、小皿でもこれだけの量があり、
これでもかっていうくらい、ハムが重なっていました。
値段も小皿5€とそこまで高くなく、ワインとパンを含めても10€以下。
大変美味しゅうございました^^

メイン通りのBarならだいたいの場所で食べれます
生ハムを堪能した後、城壁の夜景を撮ろうと、城壁の外へ。
すると、見覚えのある光が見える・・・
赤提灯だ!!
こんな小さな街にまさかと思ったが、やっぱり赤提灯。

Montagnanaで日本料理。
ちょっと興味が沸き中へ。
中に入ると、イタリア人女性が驚いた顔でこっちを見ている。

店内の様子
するとイタリア語で、「もしかして日本人ですか?」と聞いてきた。
僕は、「はい、そうですけど」と答える。
彼女は嬉しそうな顔をし、「いらっしゃいませ」と日本語で答えた。
あまりにも流暢な日本語だったので、今度は僕が驚いてしまった。
続けて彼女は、
「どうして、日本人がここに・・・」と言ってきた。
これには思わず笑ってしまった。
僕は笑いながら、
「ここは観光地だし、このお店が日本料理屋さんだからじゃない?」と答えた。
どうやら日本人観光客は相当珍しいらしい。
それから料理が来るまで彼女と色々と話をした。
彼女はヴェネツィア大学で日本語を学んだらしく、
機会があれば日本に来たいと言っていた。
それに、自分の日本語はまだまだだからもっと勉強したいとも。
僕からしてみれば、相当な語学力だと思ったが、彼女は物足りていなかった。
彼女の飽くなき向上心に、「自分も英語をもっと・・・」と思った。
肝心の料理はというと、僕のオーダーは寿司と野菜天ぷら。
あたりはずれが大きい2品だが、無性に食べたかったので仕方ない。
運ばれてきた料理を食べてみると・・・


うん、おいしい。
もちろん、寿司の握り方や天ぷらの中身(パプリカやなぜかカニかま)には、
全く文句がなかったわけではないが、海外で食べる日本食としてはなかなかのもの。
その中でも、特に天ぷらの揚げ方は素晴らしかった!!
サクサクとした衣に、野菜への絶妙な火の通り加減。
こんなに口当たりのいい天ぷらに出会えるとは思わなかったので、感動。
思わず「もしかしたら日本人が作っているのでは?」と思ったが、
聞いてみると、やはり中国人だった。
ただ、日本で修行をした経験を持つ。
ホスピタリティのある店員に、おいしい日本食。
大満足な夕食だった。

裏巻きが充実しているメニュー

最後にはサービスでフルーツまで

日本語が上手なElenaさん
帰り道には、街で一番流行っていたジェラート屋さんへ。
カップ山盛りのジェラートにクッキーまでついて1€。
これまた量、質共に大満足なデザートだった。


イタリアに来てから、一週間。
確実に僕の体重とエンゲル係数は右肩上がりです。
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