国境からバスを乗り継ぎ、バラの谷・カルロヴォへ ~前編・ブルガリア入国~
エディルネからブルガリアへのバスでの入国は、2つの方法がある。
1つ目は国際バス。
イスタンブールからソフィア(プロヴディフ経由)への国際バスに途中乗車をする。
ただ、この国際バスはエディルネの街中ではなく、幹線道路からの乗車になるため、
バスの時間に合わせて幹線道路(市内からバスで10分程度)まで、各自で出る必要がある。
僕も最初、国際バスに乗って、ソフィアもしくはプロヴディフまで出ようと思っていたが、
バス会社を訪れてみると、明日のバスはすべて満席だという。
しかも、エディルネから乗れるバスはMetro社のものだけらしい。
バス会社スタッフの対応がとても心もとなく、作業自体が怪しかったので、
(※コンピュータの画面を見たが、空いてるバスもあるっぽかった)
色々と粘ってみたが、NOの一点張りで全く相手にしてくれない。
何か言いたいならトルコ語で言えみたいな感じ。
ほんと最悪。
もっと粘って、他のスタッフと交代するまで待ったりすれば、
もしかしたらチケットをゲットできたのかもしれないが、
こういう運命なんだとあきらめ、別の方法で国境越えをすることに。
もう1つのルートは、もちろん路線(乗り合い)バスでの移動。
まず、エディルネからKapikule(国境)行きのバスに乗る。
乗り場はツーリストインフォの前の道だが、インフォとは逆サイ(青い銀行前)。
1時間に1~2本ほどあり、毎時20分頃には必ず通過していた。
ということで、朝8:20過ぎのバスに乗って、いざ国境へ。 ※料金は2.5TL
Kapikuleには20分程度で着き、いよいよ国境を徒歩で通過する。
徒歩での国境越えは、イスラエル-エジプトぶりだ。
バスを降りると、目の前が国境のゲートだった。

ただこの国境、車での通過者がほとんどのため、全て車用になっていた。
なもんで、だだっ広い(笑)

徒歩で国境越えしようとしていたのは、僕くらい。
歩道もなければ、歩行者用の標識もない・・・
僕は最初、徒歩で通過する人用のゲート(出国審査所)があると思っていたが、
敷地の奥へと進んでも、一向に見当たらない。
敷地内の地図を見てみても、載っていない。
う~ん。
どうしたもんだ。
そうこうしているうちに、僕は免税店を過ぎ出口まで行ってしまった。
この間約15分、距離にして1km強。
出口のゲートで確認すると、出国審査は最初のゲートとのこと。
はぁ~。
僕は来た道を引き返し、入口近くのポリスに聞くと、
なんと、僕も車用のレーンの建物(料金所みたいなやつ)でやるらしい。
ということで、車が列を作る中、僕は一人徒歩でその列に並びました(笑)
≪イメージ≫
高速道路の料金所のレーンに、一人だけ徒歩のやつが交じっている感じ
出国審査はあっけなく終わった。
途中にあった立派な免税店でアイスクリームを食べ、いざ国境越え。

空港並みの設備がそろった免税店とフードコート
ということで、ブルガリア入国!!

ついに、EU圏に戻ってまいりました。
うれしいような、さびしいような・・・
ブルガリア側の国境は、トルコ側に比べるとかわいそうなくらいしょぼい。

免税店も一応あったが、「掘っ立て小屋か」って突っ込みたくなるような外観。
まあでも、普通はこんなもんだ。
トルコ側が立派すぎた。
僕は、国境を越えたらすぐに国境の町・スヴィレングラッドだと思っていたが、
なんと国境から町までは15kmも離れていた。
2~3kmなら歩こうかと思ったが、15kmはちょっと・・・
しかも交通手段はタクシーのみで、値段は交渉制。
一応、国境で少し両替していたので、ブルガリア通貨レフは持っていたが、
こんなとこで無駄なお金を使いたくない。
※国境にATMはありませんでした
言い寄ってくるタクシーの運ちゃんをひとまず無視して悩んでいると、
神降臨!!
30歳前後のお兄様が綺麗な英語で、
「スヴィレングラッドまでなら乗せてあげるよ」って。
もう、ほんと感謝・感激・感動の一瞬でしたね。
ちなみにこの方、友人を国境まで見送りをし、これから町に帰るところらしい。
彼の愛車・BMWに汚いバックパックを載せ(ほんとごめん)、一路スヴィレングラッドへ。
さすがBMWに乗っているだけのことはあり、この彼スピード狂らしく、
60km制限の田舎道を130kmで暴走。
ほんと怖かった・・・
≪ちょっと長くなったので、後編へ≫
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