ヨーロッパからアジアへ ~地図も情報もない街歩き・アジア側~
イスタンに着いたときから、アジア側には一度行きたいと思っていたが、
全く情報を持っていなかった・・・。
そのうち調べてから行こうと思っていたが、
ドミで同部屋だったアルゼンチン人が、『KADIKOYがいいらしいよ』と教えてくれた。
『何がいいのかは私にも分からない』という頼りない情報だったが、
まあモノは試しということで、行ってみることにした。
KADIKOYへは、旧市街のエミノニュや新市街のカラコイから船が頻繁に出ている。

料金は1.5TL(90円弱)。
途中、進行方向右手には旧市街が、左手には新市街が見える。

トプカプ、アヤソフィア、ブルーモスクが一度に見える絶景

高い建物が多い新市街
KADIKOYには20分ほどで到着。

KADIKOYの港

船着場
100円もしない料金だと考えれば、かなり優雅な船旅だった。
さて、ここでいつもなら地図を確認してから進むのだが、
今回は地図を持っていない。
宿でもらった地図は、アジア側はほぼ欄外で、KADIKOYにいたっては名前さえ載っていない。
それに情報もなかったので、見たい観光スポットもなければ、行きたい場所もない。
まさに、今日は行く当てのない旅だ。
ということで、とりあえず港から大通りのある方向へと歩き出す。
路面電車の走るメインストリートらしき道を進むと、そこには洗練された街並みがあった。
僕はアジア側というからには、もっとゴミゴミしている場所を勝手に想像していたが、
目の前に広がる街は、むしろヨーロッパ側より洗練されていた。

広場

路面電車

お洒落な道

ハーバー

お花屋さん

豪華な靴磨き屋さん

アーティスト通り

絵描きさん

ガラス職人
ただヨーロッパ側と違い、英語があまり通じない。
旧市街ではほとんどの人に英語が通じたが、アジア側では英語表記すらない。
もちろん、怪しい日本語も聞こえてこなかった。
まあ、これはむしろ嬉しいことだが・・・
あと、アジア側の物価は観光地である旧市街中心部よりかなり安く感じた。
特に、旅人が一番気にする食費に関しては、旧市街の2~5割引きといった感じ。
ランチに立ち寄った家族経営の食堂では、3皿ついて6TL(360円弱)。

ランチ

読めそうで読めないメニュー
トルコの家庭料理を初めて食べたが、味はサイコーで、特に米がおいしかった。
もちろん、日本の米のようにはいかないが、
油っぽすぎず、しんもしっかり残っており、なにより出来たてだった。
旧市街では、この値段だとたぶんケバブやサンドイッチwithポテトしか食べれないので、
とても満足のいくランチだった。
アジア側はヨーロッパ側に比べ、人々が素朴な感じがした。
同じ市内であるが、ちょっと田舎に来たような気にさせてくれる。
観光スポットの集まる地域からほんの20分の船旅で着くので、
皆さんもぜひ行ってみてください。
★今日の一枚

欧州CLにも顔を出すフェネルバフチェSK(Fenerbahçe Spor Kulübü)のホームスタジアム。
なんとなく歩いてたら、なんとなく着いた。
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