イスタンブール 旧市街散策
ビザンティン帝国とオスマントルコ帝国の二大帝国の首都として、
その最盛期を経験したイスタンブール旧市街。
旧市街は歴史地区としてユネスコの文化世界遺産に登録されている。
ビザンティンのキリスト文化とオスマントルコのイスラム文化を両方を備えた街は、
歩いても十分周ることができるので、一日使った散策を強くおススメします!!
≪アヤソフィア≫ ※入場料:20TL
ブルーモスクと対になるようにたっているアヤソフィア。
コンスタンチノープル総主教会として建てられ、ビザンティン建築の最高傑作と謳われたが、
その後、オスマントルコ帝国時代になり、メフメット2世がここをイスラム教のモスクに改修。
コルドバのメスキータの逆バージョンってことかな。
改修時、内部のモザイクを漆喰で塗り固めましたが、
トルコ共和国になるとアヤソフィアは博物館として公開されることになり、
モザイク壁画も復活し、今に至る。




見事なモザイク画
≪トプカプ宮殿≫ ※入場料:20TL ハレムは別料金(15TL)
オスマントルコ帝国の有名なスルタン、メフメット2世によって建てられた宮殿。
370年もの長きにわたってオスマントルコ帝国の繁栄を支えた。
ハレムは別料金となるが、一見の価値あり。
タイルがとても美しいので、ぜひ入ってみてください。
新市街にあるドルマバフチェ宮殿(オスマントルコ帝国末期に完成)と比べるとおもしろい。

内部の写真

出口付近にある気になった絵
≪地下宮殿≫ ※入場料:10TL
アヤソフィアからトラムの線路をはさんだ向こう側にある。
地下宮殿という名だが、コンスタンティヌス1世時代の6世紀に作られた貯水池。
照明が抑え気味にされているので、なんともいえない雰囲気。
どこかのテーマパークにありそうな感じだが、現実にあるのもの。
柱の下にあるメドゥーサで有名。


ここまでは、宿の近くのスルタンアフメット地区にある有名スポットを紹介したが、
街歩きをして特に面白かったのが、エミノニュ~ベヤジット地区。
ガラタ橋の麓から、イスタンブール大学やスレイマニエモスクのあるあたりまで、
地図も見ないでフラフラしていると、トルコの人々の生活を見ることが出来る。
様々な特産品を売る人々やバザールに買出しに来る地元の人々、
大学の近くでは、日本と変わらぬ活発な学生たちの生活が垣間見れた。
この地域も他と同様、坂道と小道が多く、非常に迷いやすいので、
海と丘の方向だけは頭に入れたほうがいいかも。
ほとんどの道は石畳なので、歩きやすい靴がよい。
ガラタ橋の裏は、たくさんの商店が軒を連ね、観光客や地元の人々でいつもにぎわっている。

スパイス屋さん

野菜やその種を売る商店

フルーツ屋さん

ひよこ屋さん
こんなん売る人も。

ヒル屋さん
何用なんだろう・・・

帽子はかわいいけど、生首はちょっと不気味

これであなたも宝塚??ジャニーズ??
誰が買うんだろう・・・
と思ったら、いらっしゃいました!!

なかなか悪くないぞ
坂を上がりきると、そこには前から気になっていたモスクが登場。
その名も『スレイマニエモスク』
トルコの天才建築家、ミマール・シナンによって建てられ、
内部装飾やステンドグラスの美しさには定評があり、シナンの最高傑作とも言われている。
ただ残念ながら、2010年6月3日現在、改修中のため見学不可。
せっかくここまで来たのに・・・
早めの公開再開を望みます。

そのほかにも、この地域には大学や水道橋があり、退屈しない地域。

イスタンブール大学

大学内はまるで宮殿のよう

内部3階の天井のレリーフは遠くから見ても見事 ※見学は1階部分のみ

スペイン、メキシコ以来の水道橋
ホテルのあるスルタンアフメットの安宿地域からゆっくり歩いて周って、所要7時間くらい。
充実した一日だった。
★ひさびさの今日の一枚

『おい、早く登れよ!!』
『待ってよ、お兄ちゃん。足が・・・』
『早くしないと、母ちゃん帰ってきちゃうぞ』
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