朝の開口一番、ハンガリアンの衝撃的な一言!! ~ピラミッド、考古学博物館、そしてアスワンへ~
前回の記事にも書きましたが、昨日から国境で出会ったハンガリアンと行動しています。
今日は一緒にピラミッド、考古学博物館、そして電車でルクソール(僕はアスワン)まで行く。
かなり盛りだくさんな一日なので、朝は7時半起き。
夜中にモスキートさん達にモテ過ぎてしまったため、寝不足だったが、
それでもなんとか眠い目を擦りながら出かける。
すると、ホテルを出たところでハンガリアンから衝撃な一言が・・・
「tsukasa、ごめん。今日イスラエルに帰ることに決めたわ」
※ハンガリーへの飛行機がイスラエル発のため
「・・・。はっ??
いやいやいや、昨日来たばかりじゃん。しかも今日ルクソールに行くのでは??」
「もうエジプト嫌っ!!帰りたい・・・。この国嫌い!!!!!!!!!」
衝撃でしたね(笑)
たった一日(といっても15時間)でエジプトが嫌になったそうです。
雰囲気も人も嫌だという・・・
すでに買ってしまった電車(カイロ→ルクソール)や、
週末のバス(カイロ→ターバー/イスラエル国境)の切符を捨ててまで帰りたいらしい。
※エジプトでは基本的に払い戻し不可
ということで、朝から予定を変更し、まずはバスターミナルへ。
ほんとに今夜のバスを買ったよ。
たった一日で人を大きく変えさせるエジプト・・・
なかなかの強者ですね。
バスターミナルの後は、予定通り観光をこなしました。
≪ピラミッド≫
カイロで出会った日本人の中には、
「ピラミッドは行く予定ないんです。たぶん、ふ~んで終わるんで。」
という不感症な方もいましたが、とんでもない!!
やっぱり凄かったですよ。

バスでナイル川を越え・・・

バスを降りると、ドーン!!
小学校の時に見た教科書の写真のまま、今も悠然と砂漠の大地に建っていました。
まさにイメージどおり。
カフラー王のピラミッド内にも入り、大満足でした。

まずは、クフ

そして、カフラー。絵になるな~

この場所が一番好きでした

ピラミッドの奥は砂漠、手前にはギザの街が広がる
まあ、あいつだけはイメージよりちょっと(かなり)小さかったですが・・・

遠くから見たあの子。まさにマッシュルーム岩

このシルエットはまさか・・・

やはりあなたでしたか

遠近法とは恐ろしい
ちなみに今回僕らは、地元の方の優しい導きもあり、
過去旅人達から聞いていた交通費の最安値で往復出来ました。
なんと、往復1E£(片道0.5E£)!!
行きはタフリールバス乗り場高架下のオフィス前のバス停から乗車。
※ラムセス通りからだと、一回地下道を下り、地上に出て一番奥のレーン
帰りはスフィンクス側の出口から出て、ピラミッドを背に左側へ進み、
600mくらい進んでぶつかる大通りの向こう側から乗車します。
往復とも緑の大型バスで、所要時間は45分ほどでした。
≪考古学博物館≫
う~ん。
はっきり言って物置。
博物館という感じがしない。
どこかの倉庫みたい。
無造作に置かれている展示物。
しかもけっこう乱雑に・・・
大英博物館を見学したときに、館内のスタッフが言っていた言葉を思い出す。
「もし、この貴重な展示品があのままエジプトにあったら、
この保存状態で残っていることは、まずありえなかった」
おっしゃるとおりです。
まあ、あのアブシンベル宮殿を湖の底に沈めようとした国ですからね。
ただ、ミイラとツタンカーメンのマスクだけは、しっかりしたと展示されてました。
ミイラの部屋は入場料とは別料金(100E£、学生60E£)ですが、ルクソールに行くなら、
王家の墓から出土したミイラも多いので、見ておくといいかも。
保存状態もよく、見ごたえたっぷりでした。
≪電車≫
夜、ハンガリアンとお別れし、一人地下鉄で駅へ。
この二日間、ハンガリアン一緒に過ごして思ったこと。
やっぱ一人が楽だわ。
まあ今回のハンガリアンはけっこう特殊な部類(自分勝手)の人だったけど、
一回一回、やりたいことや行きたいとこをすり合わせるのがめんどい(笑)
しかも英語で・・・
もちろん、複数だから楽なこともたくさんあるし、
ワイワイやるのも楽しいんだけど、人を選ばないとですね(笑)
「次、誰かとご一緒させてもらうなら、自立してる&志向が似ている人がいい」
と思わずにいられなかった2日間だった・・・
さて、話を戻して電車についてですが、
他の旅人からなぜかカイロ発の電車の評判がすこぶる悪い。
高い、時間通りに着かないというありきたりなものから、
寒すぎる、1等席なのに2等席より設備が悪い、同席する地元民が最悪など様々なご意見。
実際に乗ってみての感想は・・・
まあハード面はだいたい正解。
エジプトでは考えられない片道165E£という料金設定。
冷蔵庫かと思うくらい寒い車内。
一等席なのかよく分からない車内設備(リクライニングしない)、環境(6人コンパートメント)。
※ただ電源が使えたり、机があったりといいサービスも

電車内の通路

6人用コンパートメント
一方で、今回の僕の場合に限ってですが、ソフト面は良かったです。
時間の遅れもそれほどなく(ルクソール着7:30、アスワン着10:45)、
同席したエジプシャンはみんないい人達で、お菓子を交換したり。
※ただ、日本人1名vsエジプシャン4名の完全アウェイ
さらにみなさん、ミニアというカイロ寄りの街で一斉に降りたので、
1:30からは6人コンパートメントを1人で使用。
おかげで7時間ぐっすり横になりながら寝かせてもらいました!!
起きてからは、シャイを売るボーイと仲良くなって、タダでシャイをもらったり、
ナイル川を車窓から望みながら、まったりしたり。
とっても快適な電車の旅でした!!
そして、ついにエジプト南部のアスワンへ。
とりあえず、暑いです。
もうただそれだけ。
街自体はそれほど大きくなく、田舎の観光地って感じ。
明日は、いよいよ世界遺産の起源ともいえるアブシンベルに行ってきます!!
それでは、また。

雲ひとつない青空

アスワンから望むナイル川
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