​頭のいい人が頭の中で考えていること

忙しくて投稿が空いてしまいました、、いつもお読みいただきありがとうございます。

要約

この本ではコンサルタント業界でよく言われている鉄則の数々のうち、実生活に即したものが紹介されています。その中でも特に、聴く側に回ること、相手の伝えたいことを正確に理解することが強調されています。

所感

 この本では一度は聞いたことあるようなアドバイスが多いです。ですがそれって本当に実行できているでしょうかということを問いかけてくる著作でありました。物事の根本を理解する、相手の真意を汲み取る、すぐに口を開かないなど分かってるものの実際にそうするのが難しいことが沢山書かれていました。きっとこういうものは地道に一つずつ克服していくほかないのだと思います。

 また、職業への見方もこの本を通じて変わりました。コミュニケーションスキルといえば商社、営業というイメージが社会に出たことのない18歳の僕には漠然とありました。しかし、コンサルはそれ以上に対人スキルが必要な職業ではないかと考えるようになりました。企業の問題点を見つけ修正するのはシステム云々よりもまずはそこで働く従業員から的確に問題を引き出すことが何より重要だからです。商社は仕事をもらう過程の一つにコミュニケーションがあるように思えますが、コンサルはこの能力がないと問題の解決のしようがなく重要度は存外高いという印象に変わりました。

 このようにこの著作から様々なことを考えさせられるもので、昨年度好評であったことも頷けます。社会人になって読むも良し、人間関係が難しい学生時代に読むも良しの名著です。