先日JR貨物が保有貨車のうちコンテナを積載する貨車約7000両の一斉点検を行いました。
原因はコンテナ貨車の台車の車輪軸の取り付けの際の締め付けの数字の報告改ざんが発覚
当初わかっていた約500両に加え
電気機関車4両
ところがそれが一箇所の工場だけでの仕業ではなく室蘭、神奈川、広島
それぞれの工場での改ざんも判明し、
コンテナ貨車全て運行中止して点検のち順次再開という事態になりました
きっかけは山口県での構内脱線の原因を社内通報していたことから発覚。
その結果報告書偽装改ざんが判明
電車も含め全ての車両は
台車を外して電車の場合だとモーターも外して付着しているブレーキダストを清掃。
車輪は数ミリ削って一定のキロ数を走行していれば車輪ごと交換。
車輪の取り付けは軸受が一つの台車に4箇所あるので全て同じ数値で締結しなければならないのが出来ていない。脱線事故が電気機関車だったことから社内通報を受けて調査して偽装改ざんが判明。
原因のひとつは工程における工期短縮を図り適正値でのボルト締結を行わなかったこと。ここ数年で輸送量が増え貨車を早く送りださなければというのも原因。
今回一番輸送量が多い東京と大阪の区間の貨物が止まったのが大きくJR貨物では原因究明と今後の対処をしていくことで近年のトラック輸送ドライバー不足を補う唯一の手段だけあって信頼を回復してもらいたいです。