滋賀県西部を走るJR湖西線

開通50年を迎えます

JR琵琶湖線大津から分岐して近江塩津に向かう全線高架の路線





30分に1本の各駅停車に新快速
線内通過の特急サンダーバードと
日本海縦貫線経由の貨物列車

比較的本数そのものが多い路線ですが

弱点は冬季の比良山系からの比良おろしの強風で運休するケースもしばしば。

湖西線開業は1979年

路線用地はかつての地域鉄道でもあった
江若鉄道が走ってました。




非電化で滋賀県のディーゼル王国

当時の路線は1時間に2本の運用




江若鉄道は1969年に鉄道廃止

江若鉄道線路用地は湖西線建設用地となり、今では面影はごく一部。路線の線形が当時の名残です。

江若鉄道は江若交通として地域の路線バス事業に転換



京阪グループのひとつとしてかつての路線の地域の足となっています。


ではなぜ湖西線が建設されたのか?

米原から北陸方面へは北陸本線しかなく、北陸線普通、貨物、寝台特急、大阪からの特急と線路容量が限界になっていたため分散のため湖西線建設が行われました、

これにより、大阪からの特急、貨物は湖西線経由になったため米原経由より30分早くなり輸送力向上となりました。

湖西線の線内の駅はほぼ全て無人駅、

現在みたいにICカード乗車券がない旧国鉄の頃は改札口にはラッチしかなく
降車時はラッチの中の箱に切符を入れて回収

乗車時は駅構内に乗車証明書が置いてあるのでそれを持参して列車内の車掌に証明書を渡して目的地駅を伝えて運賃を支払うもしくは目的地駅の乗越窓口で証明書を渡して運賃を支払うというもの。

当時はそれが合理的だったらしく現在はICカードなら改札口でかざすだけ。切符の人は改札口に自動乗車証明書があるので目的地駅の乗越精算機で精算するだけ。

湖西線の魅力は大津をから高架になるので琵琶湖がよく見えるということ。特にトワイライトエクスプレス乗車時だと札幌に向かうときは旅の始まりは琵琶湖を眺めて。大阪に向かうときは琵琶湖が見えると大阪に近づいたと感じる風景に見えます。

ただ湖西線、どの無人駅に降車しても周りはなんにもなく殺風景です、