JR京都線、琵琶湖線、神戸線を中心に運用していたJR西日本発足最初の車両221系



2024年3月ダイヤ改正で離脱しました

1989年に登場

当時は117系で運用していた新快速の速度向上とラッシュ時における混雑緩和で登場した3扉車両で全車転換式クロスシート。

導入当時は6両編成を基本にラッシュ時には2編成を連結し12両編成で新快速に投入、最高速度は120km/h。草津-西明石間の複々線外側運用ができたことから120km/h運転を実現。これにより昼間だけ停車していた高槻と芦屋に終日停車も可能になりました。また221系には113系の800番代同等の半自動扉開閉機能を備えており、湖西線や福知山線入線時における冬季の半自動扉運用ができるスイッチがついてます。


しかし221系の新快速は1994年に223系に統一される形で新快速から快速にシフト。これにより113系と入れ替わる形で運用。4両編成、8両編成も組成されフレキシブルな増解結を行い多客期に対応。奈良線にも投入され4両編成と2両編成を連結しての大和路快速で運用。223系と225系大量投入で余剰となり丹波路快速で福知山までの快速運用に投入され、一部編成は網干区から京都区、奈良区に移籍し草津線や嵯峨野線、和歌山線でも運用。2021年にはおおさか東線にも投入され花形路線である京都線神戸線から完全離脱となりました。

221系は通称アメニティライナーと呼ばれ、かつての新快速で使われていた153系はブルーライナー、117系はシティライナーと通称名がついてました。

これにより運用される路線は

奈良線、大和路線、嵯峨野線、福知山線、和歌山線、おおさか東線、大阪環状線

花形路線からは離れるものの、関東の路線ではできない小さな路線にクロスシート車両が入ることに快適な移動空間を走行します。