ダイハツ工業が社内における試験の不正などにより64車種の出荷停止を発表
ディーラーからのユーザーへの新車引き渡しも現状未定となりました。
試験データー不正はおよそ34年前からあったらしく、実態解明にはかなりの時間を要する模様。
ダイハツ工業はご存知のとおり軽自動車では国内では17年連続販売数1位を獲るなどスズキと互角の勝負をしてます。
またトヨタの完全子会社であることからトヨタ車両のOEMや生産委託での生産も請け負っており、ダイハツ工業での車両生産の5割強がトヨタ向けです。
不正が発覚したのは外部からの調査
ダイハツロッキーのOEM車両のトヨタRISEの衝突試験で事前に国交省へ提出されているデーターと比較して差異が大きいことから生産しているダイハツ工業が社内調査をしたところ試験データー不正が発覚
またハイブリッドシステムにもデーター不正が発覚
ロッキーとRISEの生産中止から始まった今回の件。
結果、ほとんどの車種でのエアバッグ発動タイミングの不正まで判明
トヨタ側は開発を急かしたことによるデーター偽装であると認めた上に謝罪
実は今年に入ってからダイハツの車種のいくつかが生産終了と突如アナウンスしたことが一部専門家が疑問視。
特にトヨタへOEMしているRISEやルーミーも突如の販売受付中止のアナウンスが更に疑問視。
過去の三菱自動車のリコール隠しや燃費検査数字偽装も現場ではなく上層部の指示、日産やSUBARUの完成車両点検チェック不正指示も上層部。
つまりこういう不正指示は全て上層部というのが共通で、いかに開発競争が過熱しているかの表れ。
三菱自動車は現場が改善を申し出てるのにそれをせずに市場に流す指示をした上層部は逮捕されているので、ダイハツもこの可能性があります。
まずトヨタは更に車種構成を見直す必要あります。
構成すると言いつつ減ってないです。
むしろ増えてます。
こういう体質が現場に圧力をかける原因です。
まずトヨタは小型車を自社生産に切り替える。
依存するなら依存するで共同開発をしっかりする。
ほとんどトヨタはダイハツに投げてるのが現状。
トヨタはユーザーの声をもっとしっかり聞く体質をしないとダメと思います。発信するだけではなくユーザーが必要なものをもっと捉えることが大事かと。現状一人歩き。
だからこういう不正があると相当数の車種車両に影響がある。
トヨタ、ダイハツというブランドに信頼感が現状低くなってきてます。
ことしはトヨタグループの不正が続いています。
いつまでもトヨタというブランドではユーザーは買わなくなります。
まずは品質管理とユーザーの立場の考えの方向性に振り返ってブランド回復することが使命ではないかと思います。