今年もあと2ヶ月。
寒い朝も増えてきましたが、スポーツには絶好のコンディションです。
皆様いかがお過ごしでしょうか?

さて、今回は「技術(テクニカル)」のお話です。
「技術」と聞いてすぐ思い浮かぶことは “フォアハンドストロークはこうする!”とか
“決めのハイボレーの進化形はこれだ!”等々、テニス雑誌的な内容でもお話ししたい事はたくさんありますが、今回は少し違う視点です。

タイトルは 『話すスピードとプレースタイル』です。

テニスのプレースタイルには、ネットプレーとベースラインプレーがあります。もちろん両方とも得意な方が良いですし、同じベースラインプレーでも様々なタイプはあります。よって、あくまで基本的な傾向であり、私の視点では、ということとお考えください。


一般的に話すスピードが早い人は、普段の生活の中でも身のこなしが素早く、歩く速度も速い傾向があります。反対に話すスピードが遅い人は、身のこなしが落ち着いていて歩く速度もゆっくり、といった傾向があるようです。

「ネットプレーヤー」は状況判断や体の切り返し、あるいは瞬時の反応や体勢の立て直し等の速さをより求められます。(コーディネーション能力7項目の中の、バランス・変換・反応の各項目)
それに対し「ベースラインプレーヤー」の大原則は、”ラリーを続ける”です。落ち着いてゆったり確実にボールを返球し続けることが求められます。

皆さんは、運動生理学ではスプリンターには「速筋線維」が、またマラソン選手には「遅筋線維」が多い、という話を聞いたことがありますか?
私たちの筋肉は「筋線維」という細かい筋細胞が何千本も束になってできていて、それぞれ性質の異なる3種類に分けられ、人によってその比率は大きく異なります。
以下の表はそれを簡単に表したものです。

 

速筋線維

中間

遅筋線維

筋肉の色


ピンク


スピード・出力


中間


持久力


中間


乳酸

溜まりやすい

中間

溜まりにくい

酸化力

弱い

強い

強い

解糖力

強い

強い

弱い

タイプ

短距離

(スプリンター)

中距離

長距離

(マラソン)


テニスというスポーツは「中間」の筋線維タイプの種目でしょう。しかし、その中でも前述の通り
“話すスピードが早い=速筋比率が多い=ネット向き”
“話すスピードが遅い=遅筋比率が多い=ベースライン向き”
とは言えないでしょうか?

以上ですが、現在の最先端のテニスではベースラインプレーヤーと言えども、ゆったりとラリーを続けていれば良いわけではありません。ただ昔も今も同じ人間が行うことという視点では「適性」を生かす事が出来るのではないかと考えています。
またトレーニング理論の発達により、後天的に比率をある程度変化させられるとも聞きます。

皆さんはネットプレー派?それともベースラインプレー派?