ちょっとまとまったお金が入るときに迷うだろうことが法人化するかしないか?ではないでしょうか?
作曲家という狭い世界での話ですのでそういうつもりで興味のある方だけ。
1番に考えて欲しいのが
「法人にする目的は何か?」です。
1.税金対策なの?
だったら平均課税で結構節税できると思います。そのためだけに法人化するのは意味がないと思います。(平均課税については過去記事でも書いてますので興味がある方はそちらを)
ただ収入がかなりの額でどう頑張っても所得税率が最高税率になってしまうとか...そう予測できる人は法人化がいいのかも。
2.社会保障の充実?
こちらのほうがまっとうです。法人化すると社会保険・厚生年金に入れます(強制加入ですが...)。
給料の額で変わってきますが、年金は特に厚生年金の方が圧倒的に手厚いので余裕があり、そちらを求めたい人にはいいのかと。
ただ法人化もいろいろとデメリットも。
まず法人税の申告が大変。いままで個人でなんとかやってきたレベルの会計知識では自分では難しいと思います。
税理士費用やその他、法人の方が単価も高く、諸々かかっちゃいます。
しかも法人地方税(正確な名前は忘れました)が毎年、最低約7万円、利益がゼロでもかかります。
あとは自分用に使えるのは給与なので、それ以外のお金は結構使い道が厳しくなってしまいます。
もちろん、もらった給与から経費の建て替えをするなんてやり方もありますし、給与所得控除もあるので給与を払えば節税になるにはなりますが、年末調整や、その他いろいろと面倒が。
ざっくりこんな感じです。
それでもまだ法人にしたいって方はあとは担当の税理士さん等にご相談ください。
メリットデメリットもっと詳しく教えてもらえるでしょう。