今月号のRACERSは俺たち世代の
レース好きにはヨダレものでっせ！
とくにわたくしにはね。
当時、中学から高校生くらいの
勉強嫌いなただのバイク好きのガキが
目を輝かせながら食い入るように見ていた
ライダースクラブのページを思い出しますよ。
70年代の世界GPの情報なんて
今と違ってなかなか映像が無くて
写真と記事でしか得られなかったからね。
スクエア4のスズキに乗ったバリーシーン！
VS
突如ヨーロッパGPに現われたヤマハ
アメリカンライダー•ケニーロバーツ！
書いてあるひと言ひと言にシビれたもんね。
そして
当時バリーシーンのメカニックを
やっていたのが岡さんこと岡本満さんの
インタビュー記事が載ってるんです。
最高にいいですよ！
勝負に賭ける情熱には圧倒されます。
大好きな先輩ライダー
水谷勝さんのメカニックとして
サーキットで始めてお会いしたのが1985年
ヨシムラで走り始めた一年目の時でした。
あの頃の水谷、岡本、長野メカの
3人のチームが出すオーラはヤバかった！
その岡さんが
スズキのライダーとして戦った最後の1991年に
自分とも一年間ご一緒してくださったんです！
当時の部長さんに無理やりお願いして
現場復帰で力を貸してもらったんですけどね。
期待以上にとにかく厳しかったな…
シーズン中でもレースのほかに
毎週末テストコースで開発の走行があったんやけど
朝から日が暮れるまで昼飯時間以外は
ずーと走りっぱなし！
ドSな方でした。
走り終わってPITに戻ると
もう一台のバイクがすでに用意されてて⁉
そのまま乗り換えてGO！
えーーー
コメントを言う暇もなし…
休むなんてとんでもない、
エンジンが焼き付いて直してるときも
ヘルメットは被ったまま、
夏の時期は日が長いし暑さで最悪！
もぉ、汗でグチョグチョ地獄
このままやと殺されると思って
レースの為よりもテストの為の
トレーニングを必死でやってたもんね。
でも、
そんなこともあんなことも
あのバリーシーンにシリンダーヘッドを
投げつけた伝説まである
岡本さんと一緒に仕事が出来たのが
人生の中での誇りになってるんです。
あらためて正直に生きようと思った。
是非、70年代のレースシーンを
堪能してみてください。
RACERS 12月号必読です！
ほなまた。