いちばん危機的なのは日本かもしれない | 辻雅之のだいたい日刊オピニオン
今日は時間がないので、データをざざっと。

◎公債依存率(財政収入に占める公債の割合)
アメリカ 9.3%
イギリス 12.1%
ドイツ  10.7%
フランス 17.7%
日本   32.9%
※2006年度、ただしイギリスは2005年度。

◎GDPに占める政府の長期債務残高割合
アメリカ 58.2%
イギリス 37.5%
ドイツ  38.2%
フランス 35.6%
日本   117.4%
※2006年度、イギリスは2004年度、フランスは2005年度。

もし第2次世界恐慌となった場合、各国は新自由主義を捨ててケインズ主義に戻ることができるでしょう。そんなに借金まみれになってないんだから。しかし日本はできるのでしょうか。国債の発行でインフレ(またはスタグフレーション)を招くか、不況なのに増税するか。「全治3年」どころではなさそうです。