子供の誕生日に花を買う。

友人の誕生日に花を贈る。

自宅で華道や茶道を教えていた亡き祖母の影響で花を身近に感じていた気がする。

小学校の頃は、祖父母の家に日曜日に遊びに行くと庭の花を切り分けてくれて、「学校の教室に飾りなさい」と持たせてくれた。

祖母の庭の花が教室に飾られていると誇らしい気持ちがしたものだ。

先日、子供の誕生日に久しぶりに食卓に花を飾ったら元気が出た。

おばちゃんになると花柄が好きになると聞いたことがあるが、おばちゃんになると花に元気づけられるのかもしれない。

だから今年は花を飾る習慣を作ろうと思った。

ラジオで紹介していた花販売のサイトの花が手頃でボリュームもあるので注文してみた。

ピンクのジェントルフロウというバラに似た花が届いた。

水を変えるのが面倒な人は花束を嫌うが、私はアレンジメントより花束が好きで、花瓶の水を変えたり、水切り作業をすることで花が長生きすることに小さな幸せを感じる。

本来なら土に植えられて生きるべきところを、人間の勝手で切り花にされている訳だから「ありがたくその生命力を育む努力をしなくては!」と、真面目すぎるかもしれないが、心がけたいものだと思っている。

花は手入れ次第で長生きする。

私の友人は私が彼女の誕生日に贈ったアレンジメントを冷蔵庫に入れたりしながら3ヶ月近く楽しんでくれた。素晴らしい!感謝。

私も切り花は種類によるが、1ヶ月は飾れるように努めている。

今回届いた花も来月まで一緒に過ごせますように。

花のある生活を愉しむのだ。


@辻井坂