日本一日本酒大好き!酒屋の息子が今日も行く -216ページ目

失敗は成功への道というけれど...



昨日の日本酒の会では、みなさんがとても笑顔で日本酒を飲んでくれていまして

主催者の割烹料理「ばん亭」の大将もほっとした顔で酒を飲んでいました。


しかし、お燗番をしていた僕は実はお燗を付けるタイミングが計れず、おいしい日本酒を

飲ませられなかったのです!!

色々練習したのに...

おかげで、昨日は布団の中で思い出し悔しがりをして足をばたばたばたばた...

なかなか寝付けませんでした。


ちなみに...

日本酒には温度帯によって色んな呼称があります。

色んな楽しみ方の出来る日本酒さんを知ってもらえればさいわいです。


 

冷や(ひや)                                         
温度    名称

( 0) 5  雪冷え (ゆきひえ)
( 5)10 花冷え (はなひえ
)
(10)15 涼冷え (すずひえ
)

(かん)
30(35) 日向燗 (ひなたかん
)
35(40) 人肌燗 (ひとはだかん
)
40(45) ぬる燗 (ぬるかん
)
45(50) 上 燗 (じょうかん
)
50(55) 熱 燗 (あつかん
)
55 飛びきり燗 (とびきりかん
)



でも、僕が前飲みにいったところで

「日向燗で!!」

と通のフリをして注文しても、ちんちんのあっつーいのが出てきましたので、

知っていてもあまり娑婆では通用いたしませんです ペコッ


 







加賀の匠を知る会

本日は加賀市役所近くのばん亭さんにて、
日本酒をもっと知ろう、
ひやおろしとはなんぞや
の会が「常きげん」の蔵元、鹿野酒造さんを講師として行います。

僕は末席で、酒を温める仕事である「お燗番」をすることになりました。

日本酒は温度によって味わいがまろやかになったりして、全く違う顔を見せるので、お燗をするのはとても楽しい仕事です。

会の詳細についてはまた、報告します!!


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獅子の里の酒造り

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毎度さんです!
 
先日、「獅子の里」の松浦酒造の蔵元杜氏である、
松浦文昭さんと酒を飲んでいましたら、
ぽつりとおっしゃいました。
「そろそろこもるんで、しばらく連絡取れません。」

どこの蔵でも、酒造りが始まるこの季節、
杜氏や蔵元さんは皆、
わくわくするような、
寂しそうな
そんな雰囲気を漂わせておられます。


「春の造りが終わるまでに体重7kg以上落ちるんです。」
銘酒獅子の里を造る松浦さんは、
酒造りが始まると、体重が落ちてしまうぐらい
集中されるんです。

匠と呼ばれる杜氏や蔵人達の仕事は
私たちが思っているより、
とても地味で、きついです。
それと同時に、
とても集中力の必要な繊細な仕事
であるのです。

この辺りの酒造りに関する
詳しいお話は、
近いうちに書きますね。

僕も一度、
蔵で造りを手伝わさせて
いただいたことがありました。
洗米は寒い季節での水仕事で
風邪をひきそうになりましたし、
蒸した米は重くて運ぶのは大変なんですよ。

松浦さんは帰り際に
「良い酒作らなければ申し訳ないので」
と、はにかんでおられました。

その姿は
獅子の里の酒のごとく
やわらかでありながら
芯があります。

僕はそんな松浦さんの造る
獅子の里の新酒ができるのが
今から楽しみで仕方ありません。

蔵が明けて
松浦さんがうれしそうに
新酒の報告を
してくれるまで

僕は僕のできることを
一生懸命やらないと!
気合が入ります!

松浦さん!
また旨い酒出来上がるのを
楽しみにしています!!

加賀山中 獅子の里 松浦酒造