オジコの体調不良は「トマト中毒」なのか~?? | 辻よしなり オフィシャルブログ 「人生実況生中継!!」 Powered by Ameba

オジコの体調不良は「トマト中毒」なのか~??

うちのやんちゃ娘 末っ子のオジコことオッジ嬢

赤ちゃんだと思っていた末娘ももう10歳超・・・


辻よしなり オフィシャルブログ 「人生実況生中継!!」 Powered by Ameba

生まれてこのかたずっと一緒だった母犬コナの亡き後

健気に頑張ってきたオジコ


ここにきて大きく体調を崩しています




(長文になるので ご興味のある方はお付き合いください)




その日の夜 夕食もガツガツの完食だったし


床につく直前まで 一緒に元気いっぱいおもちゃで遊んでいたのに


午前3時頃 珍しくトイレに起きだし


たぶん「栓」となっていたであろう 少々細めの便をした後に

いきなり液体状の血液の混じった便をして


すぐに嘔吐もはじめ・・・

下痢は朝までにたぶん10回以上


嘔吐は夕食に与えたトマトの皮が混じったものを吐いた後は


ひたすら黄色っぽい泡を それも大量に 何度も何度も




長いこと犬と暮らしていて 下痢やら嘔吐というのも


何度も経験している家内も 僕も ちょっと経験のない病状の進行


オジコに触ってみると 熱もあるようだった




さっそく翌朝 以前友人から教えてもらった


休日でも開いている病院に直行DASH!


辻よしなり オフィシャルブログ 「人生実況生中継!!」 Powered by Ameba

(病院で不安そうなオジコ)



体温は39度4分と高く 瞳孔が開いている


腹部の超音波エコーでは 胆嚢壁に 過去に炎症があった形跡はあったものの


エコーで解るほどの異常は特になし


血液検査の結果 肝臓・腎臓など主だった臓器の異常を示す数値はほぼ正常


ただし CRP という炎症マーカーの数値が異常に高かった=悪かった


数値 1以下で正常のところを オッジは14ビックリマーク

計測可能な最高値が20なので かなり高いということがお分かりいただけるか

CRPが10以上というと 


かなり重篤な炎症が体内にある・・・ということを意味しているそうだ



しかし 先生のヒアリングを受けていても 


これと言って 誤飲誤食など思い当たるフシもなく・・・

本来なら 入院して様子をみたいという雰囲気の先生に


精神的に弱い子なので・・・と丁重にお断りし

その場で皮下に200ccの点滴(抗生剤と吐き気止めなどはいったもの)をうけ

原因がわからないまま 症状の対処療法のみで 自宅に連れ帰った




皮下点滴のおかげで とりあえずは下痢も吐き気もおさまり


ハウスの中でひたすら眠り続けるオジコを傍らに置き 


夕食を食べながらの家族会議


もちろん 「何が原因だ????」という議題


そして サラダを食べていた奥さんが急に


「このミニトマト 青いよね??」と言いだした


「熟していないこのミニトマト、ゆうべオジコにいっぱい食べさせたよね?」と


なにか思い当たることがあるらしく


そこからは あの人の事なので 食事も中断してインターネット




未完熟の青いトマト、特にトマトの種、そしてヘタには


ジャガイモの芽に含まれる事で有名な『ソラニン』という毒素と同様の


『トマチン』という植物毒(アルカロイド)がかなり多く含まれているらしいのだ

「トマト中毒」の症状としては


トマチンに溶血作用があるため 血の混じった下痢、泡状の嘔吐物、発熱


神経症状を起こすと瞳孔が開き 除脈、血圧低下などもあるらしい




むむむ・・・これは と 僕も食後にインターネット開始


家内はきざんだ生のミニトマトを夕食に混ぜて与えたそうだが


実は僕も夕食のおすそ分けで ミニトマトの青い芯の部分をオジコに


与えていたのだ


(年上のモカに より熟した赤い部分を与えようという配慮だったのだが)


夫婦二人でPCを並べ いろんな文献を読みあさる


たまたま僕が発見した愛犬家の方のブログでは


シェルティーくんが ミニトマトたった1個で 中毒症状がでたそうで


体質にもよるが これはアナドレないぞ!ということになった




どうやら 大きなトマトよりミニトマトのほうが成分が凝縮されているのか


中毒になりやすいのかもしれない


文献によれば ジャガイモの『ソラニン』の中毒の場合には


古くなり皮が青くなったジャガイモを皮ごと食べたりするだけで


人間でも容易に中毒になり 場合によっては死にいたるという現実

加熱しても毒素は消えないというのも難しい




いやー 僕はトマトの毒素は知りませんでした


色々と詳しいうちの奥さんも 日常的に与えているトマトなので

なんとなく知識はあっても


「このくらいの量なら・・・」というのもあったらしい

『未完熟の青いトマト』というのは盲点でした

同じトマトでも完熟と未完熟で 含まれるトマチンの量が全然違うのです!

ましてトマトのヘタや (食べることは無いと思うが)トマトの茎や葉に至っては


信じられない含有量!!


飼い主の無知で 愛犬を苦しませることがないよう


自分たちを戒める意味でも 今回は長々とブログに記させてもらいました




結局のところ「トマト中毒」であるという確定診断は得られていないのだが


可能性としてはかなり高い・・・ということで

もし今回の一件がトマト中毒ではなかったとしても・・・


このブログを読んで下さっている愛犬家の皆さんとの情報の共有として


書かせていただいております


みなさんも 頭の隅に 知識として置いておいていただけたらと思います

長文にお付き合い頂いた方 ありがとうございました




※その後 オッジは食事が食べられる状態になったものの

前出のCRPの数値が14から18にあがってしまい 自宅で療養しながら

経過観察中です 
点滴以来 排便が滞っており 便の状況はわかりませんが

幸い食事をしても嘔吐は無く 体調は徐々に上向いていると感じております

あとはCRPが下がってくれれば・・・・