ホントにお前さんは強いよ・・・犬の『悪性リンパ腫』って？（泣）

昨日はロケのはずが

あいにくの雨で延期になっちゃった

そのおかげで　コナのお迎えに辻妻と一緒に

行くことが出来ました

『ワタシをちゃんと迎えに来てくれなきゃ　イヤだ！』と

コナ嬢が雨乞いの呪文を唱えていたのでしょうか・・・

天の恵み？のおかげで　帰りのクルマの中で

コナをずっと抱きしめて帰ってこれました

（運転はママです）

（お迎えに行ったら　コナちゃんは　こんな「いいお顔」で迎えてくれました

　偉かったねー　よく我慢したねー）

実は　今回の退院は

こちらから先生にお願いして　時期を早めてもらった結果なのです

それは

直腸の出来物の病理検査の結果が出て

コナは

『悪性リンパ腫』　だということがわかったから

この病気　治療しなければ　発症から４～６週で死に至る場合もある

という恐ろしいもの

コナが血便をするようになってから　既に一カ月

もしかしたら　あと１～２週間で亡くなってしまうかもと思ったら

動物病院の入院室で淋しく一人過ごさせるのは　居たたまれなく

１日でも早く家に連れ帰りたくなってしまったから・・・

それにしても

この4月の手術で　すい臓癌の取り残しがあるとわかっていたので

直腸の出来物が悪性だとしたら　

きっとそれが転移したのだろうなー思いきや

また　別のガンが　コナを苦しめていたんです

肝臓がはれているのも

リンパ腫の可能性が高い（現在　針で細胞を取った生体検査の結果待ちです）

こんな小さな体に２種類のガン

そんなに痛めつけなくてもいいだろうと思いますが・・・

現実は過酷です

獣医のＨ先生に

リンパ腫の対策　いわゆる抗がん剤の話を伺いましたが

ハッキリ言って　難しくてよくわかりませんでした

なんでも

　リンパ腫には　ものすごくたくさんの種類があるということ

　抗がん剤で（根治を目指すものじゃないが）延命が可能な場合が多いこと

　ましてやコナのリンパ腫の場合は　

　たくさん種類がある中で抗がん剤の効果が見込めるものでると

　ただ　抗がん剤は　投薬ではなく　注射なので通院が必要であり

　先生がもっとも進める抗がん剤の治療計画

　『　ＵＷ－２５　』　というプロトコールは　

　週に一回　注射で薬を血管の中に入れていくもので　

　多種の抗がん剤を組み合わせ　1サイクル　全25週に渡るものであること

　90％以上の悪性リンパ腫に効果があり

　平均で約1年の延命が可能である・・・と

　毎週毎週　２５週の長きにわたっての通院

　強い副作用が出れば　週一回の通院だけでは足りません

　そして　莫大な費用

　それでも根治は不可能だという現実

　先生からも　「じっくり話し合って下さい」　とおっしゃっていただきました

　他にも　三週に一回　もっと強い抗がん剤を使うというプロトコールや

　本当に具合の悪くなった時に　切り札として　一回だけ抗がん剤を打つ

　『レスキュー　プロトコール』など　手法は様々　選択肢も様々

　そしてまた道を選ぶのは私たち飼い主

コナに対する私たち夫婦の思いは特別で　

お金で命を買えるなら　幾らでも可能な限りお金を積もう・・・という気持ちはある

でも　副作用に苦しむ日々で　抗がん剤のみならず　制吐剤　やステロイドなど

薬漬けのシンドイ毎日になるのだとしたら

その何カ月かは　有意義に過ごせたと　後から思えるのだろうか？

もちろん　副作用の全く出ない子もいるのも知っている

でも逆に　一回の注射で　ショック死する子もまれに居るくらい強い薬だ

そして　闘病中のコナにかかりきりになることで

長い期間　他の２人　モカとオッジをかまってあげる時間や心の余裕が無くなり

彼女たちもまたストレスの為　血尿やら　大腸炎やらになったりしないだろうか

彼女たちにとっても大切な日々　一分一秒なのに・・・

とりあえずは　直腸内の縫合箇所の状態がよくならなければ

抗がん剤は開始できないとのことで　１週間ぐらいは考える時間があります

が

そういえば　先日　仕事でお世話になった方が　

発病からあっという間に　この世を去ってしまいました・・・

・・・リンパ腫だったそうです

週単位で進行する恐ろしい病気『悪性リンパ腫』

あまりゆっくり考える時間はありません

またもや　苦しい　苦しい　選択です
　

本当に　コナは我々に　色々なことを学ばせてくれます

（病院から一緒に帰れるとわかったら　こんな笑顔もみせてくれたよ

　前歯が足りないのは　ご愛嬌）

オムツが似合う　可愛いおばあちゃん犬　コナ

愛してるからねーーーー

いろいろな想いが　巡りますが

とりあえず　とーちゃんは　まずは稼ぐのです

仕事を頑張るのです

今夜から泊まりの仕事だけれど

とりあえずは　『粘膜プルスルー』という直腸腫瘍の摘出手術が成功し

血便と下血が治まったので　少し安心して出掛けられます

退院後　お陰様でコナは　ゴハンを美味しくいただき普通の色の便をしています

（キッチンで　ゴハンを待つ今朝のコナ（右）とオッジ）

Ｈ先生　難しい状況下での　コナの手術に踏み切っていただき

本当に有難うございました（感謝）　

そして　そんな大病を抱えながら　全身麻酔下の手術に耐えたコナ

・・・ホントに　お前さんは強いよ