コナの『ガン闘病記』再開です・・・（泣） ♯1

中国ロケから帰路に着く前に

国際電話で辻妻と話をしたら

コナの調子がすぐれないとのこと

大事に至らない事を祈りながら　帰ってきたら

血便（正確に言うと固い便の周囲に血が大量に付着したもの）が出て　

お腹がポンポンに腫れ　グッタリとしているコナ

肩で息をして　ちょっと苦しそう・・・

既に　近隣のかかりつけ医には薬を処方してもらってはいましたが

やはりこの容態は普通じゃないなーと

4月に開腹手術をしていただいた病院に行ったほうがいいのでは・・・・と

翌日　遠方の　すい臓ガン摘出手術をして下さった先生のもとに駆けつけました

2月に肝不全を起こし入院した際に癌宣告を受け

4月に再度体調が急変し　胆嚢摘出とすい臓ガン摘出の緊急手術を受けた

我が家のリーダー犬　コナ　ただいま12歳5カ月・・・

4月の大手術に耐え　奇跡のカムバックで

5月の誕生日を祝い

取り残したガン細胞が体内にあるにもかかわらず　元気いっぱいに過ごして

夏を越え

『グラ号』で旅行もたくさん出掛け・・・

秋も深まりつつある今　

恐れていた取りきれなかったすい臓ガン ・・・が肝臓などに転移し　

それもかなり進行しているであろうという事が判明してしまいました

（肝細胞の組織検査はしていないので　あくまでエコーの影が癌であろうという推測によりますが、すい臓ガンが取りきれなかったということは4月の手術時の病理検査ではっきりしておりましたので、症状からみてもこれはかなり「可能性の高い推測」なのであります）

血の付着した固い便から始まった　今回の症状

便秘によるいわゆる『切れ痔』のようなものであったらよいなと

便秘でお腹にガスがたくさん溜まると人間も苦しくて熱っぽくなったりするもんね

などと　自分たちをなだめつつ　なだめつつ

心の中にある「もしかしたら・・・」という気持ちを否定しながら

病院に連れて行ったのですが　　検査結果は（泣）

いよいよその時（転移して異なる臓器から異変が起こる）が来てしまったようです

簡単に言って

エコーで肝臓を診てもらったら　少し腫れ濃淡の影がボコボコと点在していたんです

この8月のエコー検査ではほぼ完璧なまでに回復し　維持し続けていたのに

たった2カ月でこんなに　変化してしまうものなのか！

新たに膀胱の横に腫瘍のような影も発見され

（最近、便が出にくかったコナ　この腫瘍のせいだったのでしょうか）

腹水が少し溜まり始めている事実も判明

血液検査の結果は　かなり貧血で　炎症反応もでていました

否定したいですが　数字は正直で・・・

憎きガンが　コナの小さな体を確実に蝕んでいるようです

なんで急に？

いや　こうなる時は急に来るものなのか？？

それにしても　私が中国に行く前は　元気に走り回り

いつものコナだったのに・・・

考えても仕方の無い事を　夫婦でグルグル考えました

私が留守中の様子を見ていた家内は

パパがいない不安がいまの彼女にはストレスだったこと

そして

肝臓が再び蝕まれ始めている事を知らず

フィラリアの予防薬を飲ませた事が決定打かも・・・と

自分を責めていました

健康な肝臓なら　強い薬も代謝しますが

正常な部分を見つけることが困難な位に蝕まれたコナの肝臓には

強いフィラリア予防薬は　毒物以外の何物でもなかったのでしょう

夫婦共々悲しみのどん底に落とされてしまいました

病院からの帰りの車の中で　コナとの別れが近いことを悟った時　

運転しながらも自然と涙がこぼれてきて・・・

ある程度覚悟していたとはいえ

最近のコナの元気ぶりに　もしかすると

あと1年　いや　あと2年　頑張れるんじゃないか・・・と

いつの間にか欲張って　コナの元気を願っていた

獣医の先生からも　『あまり欲張らずに・・・』と

あんなに言われていたのに

希望的観測の元　暮らしていたので

落胆の幅は　何倍にも膨れてしまいました

しかし　妊娠・帝王切開　ヘルニア　胆嚢・卵巣子宮・肝臓とすい臓の一部摘出と

何度も全身麻酔を経験し　沢山メスを入れられたコナに

外科的な手術は　もうさせまい！

夫婦ともその事に異論はありません！

あとはコナの好きなように生きてくれれば　本望です

私たちも　人の感情の起伏に人一倍敏感なコナが異変を感じ取らないように

いつも通りに生活しようと思っています

勿論　極力コナと離れないようにしようとは思いますが

あとは普通に普通に・・・

ただただ　痛みに苦しむことなく　安らかに逝ってくれる事だけを願いながら！

現在のコナは

小康状態を保ちつつ　食事の時以外は　ほとんど寝ています

幸いなるかな　御飯だけは前と同じように元気にモリモリ食べてくれます

一日一日　一分一秒が大事な時間

目に映る風景の色が　また春先のあの頃の色に逆戻りしてしまいました

が

ただ死におびえて　腫れ物に触るように恐々と毎日を暮らす事はもったいない！

たとえコナの死期が1週間、1ヶ月早まろうとも

私たちは前向きにアグレッシブに活動していこうと決心しました

実は今夜　仕事を終えてから

キャンピングカー『グラ号』で　犬仲間と那須に住む知人を訪ねることが

以前から決まっていました

こんな状況のコナを旅行に連れ出す事は非常識かもしれない

でも　この旅行にはとても大きな深い深い意味があるのです

それは次のブログででもお知らせします

子犬の頃から　車でどこへ行くのも一緒に旅をしてきたコナ

今度こそ最後の旅行になるかもしれません

第2の我が家『グラ号』で

大きな覚悟を胸に抱えて　行ってくるつもりです

まずは仕事へ行って参ります！

どうか皆さんも　コナの頑張りを応援してやっていただけませんか？

長くなりごめんなさい

まだまだ書き足りませんが　時間切れであります

コナ　帰ってくるまでちゃんと待っててくれよ！！