被災地のために、いま私たちが出来る事は・・・

（いつもは思い浮かんだ事を

ほんとに日記代わりに綴っているこのブログだけど

今回は　このブログを立ち上げて以来初めて・・・というくらい

どう文章に綴ろうか迷いました

本当に小さな力でありますが

北日本銀行の池端さん(後述）とのお約束通り

できる限りの事を　このブログの読者の方にお伝えしたいと

精一杯心を込めて　書かせて頂きたいと思います

長文です・・・)

先週末　岩手の北日本銀行さんにお招きいただき

講演会の為に盛岡に伺ったと　ブログでもご報告させていただきました

有り難い事に　毎年お声掛けいただき　

すっかりご担当者とも顔見知りになっていた辻

今回の岩手訪問で　1年ぶりにその笑顔に会えて本当に嬉しかった！！

東北地方、特に宮城以北にはそんなに知人が多くはない辻家

3月11日の震災直後　｢あの人は大丈夫だろうか？？」と

真っ先に頭に浮かんだのが　北日本銀行の皆さんのこと

そして　昨年末　釣り番組のロケでお世話になった

宮城・女川の釣り宿のご家族と　釣り船のご主人さん

そんな思いを経て　1年ぶりに会えた　北日本銀行の皆さんの笑顔は

胸にジーンとくるものがありました

幸い行員さんは全員ご無事だったとのことで　ヨカッタ

ただ　沿岸部の多くの支店が被災し

行員さんのお身内にも　沢山の犠牲者がいらっしゃると・・・

そんな中　今回　講演会の窓口になってくださった北日本銀行の池端氏から

「せっかくこういう時に辻先生（恥しい）に岩手までお越しいただくのですから

沿岸部の現時点の状況をご覧いただきブログや様々なメディアで伝えていただきたい

是非ご案内させてください」とのお話を事前にいただき　

そして伺わせていただきました

聞けば　池端氏の奥さまのご実家が沿岸部の大槌町で

奥様のお兄様や御親戚が　津波で亡くなられ　

ご実家も流失してしまったとのこと

池端氏が　

お身内やご実家を失い深い悲しみの中にいらっしゃる奥様のために・・・

そして　大きなダメージを受けた岩手のために

『何かしたい！』と思われているご様子が　痛いほど伝わってきました

結論からお話します！！

辻が池端さんに問うた

『震災からもうすぐ５か月になりますが

今、被災地の為に、被災地以外の方にしてもらいたい事は何ですか？』

という質問に対する池端氏のお答え　どうか皆さんの心にも響きますように・・・

『とにかく　岩手に、東北に来てください！！

少しでもいいからお金を落としていってください！！

沿岸部の津波の被害を受けた地域を除いては

岩手は震災以前と何も変わりません

被災地を抱える岩手や宮城、福島にお金を落として下さる事が

復旧の資金にもつながります

とにかく足を運んでください！！

岩手の場合なら　世界文化遺産に指定された平泉に来て頂いてもいい

花巻温泉でお泊まりいただいても　盛岡で冷麺を食べるのでもいい！！

遠野の　のどかな田園風景は以前と何も変わっていません！

沿岸部も　45号線など幹線道路はほぼ通常通り通行できますし

名勝　浄土ヶ浜の美しさも戻ってきました

そして　もし被災地を見て頂く機会があるのでしたら

是非その目に　今の沿岸部の状況を焼きつけていただきたい

絶対にこのままでは終わらない　終わらせない

もっともっと　以前よりもっと素晴らしい町に生まれ変わりますから

そうしたら　その頃にも　再度足を運んでもらいたいのです

岩手に　東北に　とにかく来てください！！

皆さんにお越しいただく事が　東北の活気につながるんです！！！』

どうですか　皆さん

是非　東北を訪れてほしいと　辻も心よりお願い申し上げます

今回辻は　盛岡に宿泊し　車で沿岸部まで移動しましたが　

市内は　震災があった事を全く感じさせない通常通りの状況でしたし

沿岸部への道ですら　ほんの数か所　交互通行などあったものの

一般車両でも全く問題なく走行できます　

その他　全く全く問題ありません　普通です！！

以下　現在の岩手沿岸部の状況を　ほんの一部ではありますがご紹介します

池端氏が以前勤務していた　北日本銀行釜石支店

海からは随分離れている印象でしたが　１階部分内部は　

津波にさらわれてほぼ何もない状態　皆さんご無事でよかった！！

釜石からトンネルを抜け大槌町へ移動

写真は　池端氏の奥様のご実家があった付近

湾に非常に近く　この辺に沢山の民家があった事さえ信じられない状況

しかしながら　瓦礫の撤去は確実に進み

マイナスの状態から　やっとやっとゼロになりつつあるなーと感じました

町に貼られていたポスター『前よりいい町にしてやる。』と・・・

頑張れ　東北の若者たち

訪れた避難所のある丘の上から見下ろした大槌町

鉄骨の建物の残骸以外は　ほぼ平地に整地され

道路だった場所も　車の通行ができるようになっていました

前向きな地元の方々のお姿を目にし　感慨深くも　自分の非力さを痛感

被害に遭われた方のご冥福と

困難に立ち向かっている皆さんのご健勝を　ただただ祈るのみ

国道のバイパスをはさんだ山側は　海側と対照的に被害も小さく

被害をまぬかれたコンビニ(ローソン）で働く店員さんは　

明るい笑顔で　元気な声で　挨拶してくれ・・・

すっかり気分が滅入っていた辻はハッとさせられて・・・

おい　オレが励まされてどうするんだ

コンビニの駐車場の正面には　こんな横断幕も

「ひょっこりひょうたん島」の歌詞の一節

モデルとなった蓬莱島は大槌にある・・・

故・井上ひさしさんからの応援メッセージだね

そして　もうひとつ　盛岡へ戻る帰路　釜石にあった看板

何もできない自分が情けないけど

必ずやまた来ます！！　絶対に約束します！！

三陸の漁業が津波により壊滅状態となり

そして今度は　

放射能汚染により　前沢牛など岩手の畜産が　大きなダメージを受けている

岩手産の商品を購入する事で　遠隔地にいても岩手を支援できると思っていたが

こうなってくると　それも難しいようだ

義援金もよし

でも　東北の町に活気を取り戻すには　池端氏のおっしゃるように

やはり多くの人に訪れてもらうのが一番なのかもしれない

『　VISIT IWATE 　VISIT TOHOKU　』

東北道も　東北新幹線も　全然問題ナシです

東北は　いまだにボランティアさんや救援物資を運ぶ特別な人しか行けないと

誤解していませんか

ぜんぜん　そんなことないんです

みんなで東北に行こうじゃないですか

北日本銀行　池端様

今回は本当にお世話になりました(感謝）

美しい遠野の郷をバックに記念撮影

道の駅 遠野風の丘も　物産展でにぎわっていましたよ

長文にお付き合い頂き本当に有難うございました・・・

この想いが　少しでも　みなさんに伝われば嬉しいです