辻が舞台をやった訳・・・
今回の『辻よしな祭』を観に来てくれた方
ご都合でいらっしゃれなかった方
皆に聞かれた「なんでいきなり舞台??」という質問
お持ちの方はお読みいただいたと思いますが
よしな祭の公演パンフレットの僕のコメントを転記します
辻はこんな想いで舞台に挑戦したんです
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ようこそ、おいでくださいました。
突然ですが、10年前の自分を思い出す事はできますか?私は2000年の冬にテレビ朝日を退社し、フリーランスの道を歩み始めましたから、10年前は独立して半年ほど経った頃になります。
年収の保障を捨て、自分の可能性を見つけたい、年老いても現役に拘りたい、同じ時代を生きる様々な方々と仕事がしたい・・・、こんな気持ちを胸に、あえて荒波の中に小さな舟を漕ぎだしました。周りの人たちには「無茶な事するね?」とか、「信じられない勇み足!」とか、「辻君、これから大丈夫?」と言われました。しかし、そんな私も、お会いできた素晴らしい方々に支えられて、なんとかこの世界で10年、生きてこられました。
本当にありがとうございます。
皆様に、感謝するのみです。
まさに、この10年は、光陰矢のごとし。
数え上げたらきりの無い沢山の経験を、私なりに正面から受け止めてきたつもりです。へこたれそうになった時が、何度もありました。しかし私は『人生においては、一つとして無駄な経験は無い!』という言葉を信じて生きてきました。その信念が今回の舞台挑戦の原動力にもなっていると思います。
昨年の暮れ、プロデューサーの難波さんと初めて食事をし、意気投合して、信じられない事に俳優として舞台の上に立つことになりました。本読み、台詞覚え、立ち稽古、全てが初めての体験。新鮮かつ厳しい経験をさせてもらいました。何度も自己嫌悪に陥りました。これも奇跡の出会いの産物と思っています。10年前にフリーになった事は、私にとって、必然であったのだと感じる事ができました。
辻よしなり、50歳。
これまでに出会い、お世話になった全ての方々にさせて頂いた経験を形にする意味で、フリー10周年記念として、この一人舞台に挑戦します。
御縁あって観に来て下さった貴方に、精一杯の感謝を込めて。
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以上 細かい字でごめんなさい
ほんとにほんとに
辻がフリーアナウンサーとして食べていけているのは
ミナサンノオカゲデス アリガトウ