ついにやって参りました。
シシィ博物館。



いつか世界中で行ってみたい場所、

3本の指に入る場所だったのです。




さて、さっそく中へ入っていきましょう。





展示が始まる前から優雅な雰囲気です。

テンション上がりますねぇ!!



…と、思っていたのもつかの間。




自由を愛した

いきいきとしたエリザベートを

物語っている展示なのかと思っていました。



最初は、、

シシィのデスマスクから始まります。




(※撮影については禁止という記事がありますが、


スタッフの方によると、

正しくはフラッシュでの撮影がNGなだけで、

撮影自体はOKとのことです。)





葬儀のリボン。





シシィの死を悲しむフランツ。



そして、

彼女は、なぜ死を夢見るようになったのか

というナレーションが流れます。





次の展示はシシィの幼少期へ。


フランツ・ヨーゼフとの馴れ初めに

ついても触れます。


最初はフランツを愛し、

はしゃいだエリザベート。


いかにして二人の愛が

変わっていってしまったのか。





次の部屋からは婚礼後の物語に移ります。


私が1番見たかったお部屋です。



こちらのドレスは

ウィーンへ旅立つ前の送別会で

着用したものだそうです。


こちらはレプリカですが、

本物は存在するそうですが、

展示できるような状態ではないとの事。





シシィは婚礼の後、

厳格な式典の数々
大群衆の視線と期待が彼女を押し潰しました。


皇后として最初の公式レセプションで
すっかり消耗した彼女は
涙の発作に襲われ広間を去りました

可哀想に…



そしてフランツ・ヨーゼフとは
2人で過ごす時間がなく、
シシィは、深い孤独に陥ったそうです。





婚礼から数日後、
エリザベートは以下の詩を残します。

"虚栄という名の大通りへ足を踏み外し、
決して自分の道を失ってはならなかったのに"

彼女自身、結婚をとても悔いていたのですね。



そして、次第に不眠症、食欲不振、
長く続く咳に悩まされるようになります。




そこでシシィは
マディーラ島で2年間、療養します。


初めて、あらゆる責務から解放され
堅苦しい宮廷を遠く離れて
自らの生活を楽しむ機会を得たシシィ。


全く別人としてウィーンに戻ったそうです。

愛らしく臆病で塞ぎがちな少女は
自覚と誇りに満ちた美女となったのです。





1687年、

戴冠式に着用したドレス。
ハンガリー女王の正装です。

パリのオートクチュール「ワース」
で作られたものだそうです。


このドレス本当に大好き‼️‼️

パールの飾りが最高に上品です。


横のおリボンも最高に可愛い‼️‼️



シシィは、
美容を武器として願望を叶えてきました。


現実の政治には無関心。

しかし唯一関わりを望んだことが…
それは、
「ハンガリーの解放」


シシィは、
快活で誇り高いハンガリー人に
深い親愛感を抱いていたそうです。


"自由と独立を取り戻すため
私も手を差し伸べよう"
                                     Byエリザベート



ハプスブルク皇帝の
絶対主義的支配に苦しんでいたハンガリー。

フランツ・ヨーゼフは
王朝内での独立を認めます。
オーストリア=ハンガリー帝国が
成立したわけです。


その背景には疑いもなく
エリザベート尽力がありました。






かの有名な星のドレスの肖像画。

シシィはこのダイヤモンドでできた
星の髪飾りを27個も持っていたそうです。



星の髪飾りのレプリカが飾られてたですが、

ちょうど改装中で

近くで見ることは叶いませんでした(泣)







どうにかこうにか撮影できないか

試行錯誤しました(笑)


でも遠くからでも輝くシシィスターを

感じることは出来ました!!




エリザベートは
嫌々ながら皇后としての
責務を果たしていました。

公的な場に出るのは
不愉快で宮廷のセレモニーは重圧でした。
ウィーン宮廷の堅苦しい制度と陰謀を嫌悪。



公的な場に出席するシシィは
"馬具を付けて引き回される馬のような苦痛"
と語っていたそうです。


個人的自由を失った
苦痛はますます深まっていきます。


"目覚めてみれば私がいるのはくらい牢獄の中、
両手を鎖に繋がれてもはや逃れる道もない。
ただ、憧れだけが日毎に強まり私を苦しめる
自由よ、私を見捨ててどこへ消え去ったのか"




そして展示は、シシィの美容について。



シシィの美貌には
こんな逸話が残っています…

エリザベートを訪問したペルシャ王は
宮廷でのエチケットを忘れ、思わず
なんという美女だ!
と叫んだそうです。



そしてシシィは
自分が美しいのを自覚していました。

一日の大半は
その美貌を守るために費やされました。

その美容方法は…
・子牛の生肉でパックしてそのまま寝る
・いちごのパック
・バラのクリーム
・コニャックと卵でシャンプー

美への執念がすごいですね。
でもその美貌で物事を動かしていたのだから
その価値は十分にありますよね。


当時、172cmの身長に対して
体重は45~47キロを保っていたそう。

(体重計で
毎日確認していたそうです。)

ウエストは驚異の51センチ。

やばいやばい。倒れちゃう。



断食、流動食のみの日も設けていて、

食事の内容は
ミルクかオレンジジュース
ブイヨンのみだったそう。


しかし、
常に飢えていたというのはただの伝説で、

菓子屋からの請求書から示すとおり
チョコ、アイスが大好きだったみたいですよ。
可愛いですね♡


当時の通常の朝食メニューは、

・生クリームコーヒー
・甘みと塩味のプチパン
・卵
・冷たい肉料理
・ハチミツ
・果物
・クッキーなど

…ってめっちゃ
食べとるやないかーい!

エリザベートの旺盛な食欲を
窺い知ることができたので、
少し安心しました。(笑)


でもやっぱり
スリムな体型を保つ為、
毎日、美容体操をしていたそうです。

お気に入りは
フェンシング、水泳だったそう。

そして、良く手入れされた歯が
健康な体と美しい容貌の要素に
なることはよく自覚していたそうで、
よく歯医者に通っていたそうです。

これも現代にも言えることですよね!
歯大事!!!

さすが、シシィ!!先をいっている。





ということで、

今回はここまで…