天井クレーンの上は、微妙に揺れており足がすくみ、笑顔がありません。
今回は詳細な工事作業書と費用算出をするために、細かいところ確認するために真剣です。
天井クレーンは、海にも近く、また薬品を扱う工場でもあり、サビがひどくペイントが剥がれています。
天井クレーンには一応低い手すりがありますが、中央部分は落下防止用のネットが張られているだけの危ない環境です。
工事担当者はスタスタ歩き、手すりに摑まらず平気で上を見て確認しています。
水銀灯を吊るしているチェーンはプラスチックの大分古いもので、水銀灯より重量のあるハイベイライトを吊るすには強度が不十分ですのでステンレス製のチェーンに替えることにしました。
また安定器はチェーン上部にあるものもあるので、不安定な天井クレーンの上に足場を組んでの作業となります。
これは大変な作業です!
また照明の配置をもう一度検証する必要があり、照度マップ(分布図)でのシュミレーション作業をすることになりました。
![](https://lh6.googleusercontent.com/-VO5ds8crCEI/T86BQttBgZI/AAAAAAAAFr4/JAIPG_Puz3g/s400/2012-06-06_065820.jpg)
![](https://lh5.googleusercontent.com/-2h6uJa36Q04/T86BQp4gwnI/AAAAAAAAFr8/bJ733c5A7iY/s400/2012-06-06_065844.jpg)
このように明るいところ暗いところと照度にムラがあります。
この照度シミュレーションソフトは世界中の照明メーカーが資金を出して制作しているソフトで、非常に高性能な機能を備えていて、世界の標準ソフトになっています。
しかし日本では、このソフトはあまり使われていません。
日本では照明大手メーカーが自社商品だけの簡易なシミュレーションソフト提供して、自社以外の照明を組込むことができない仕様になています。言わば囲い込みをしているためです。
また日本語化になり使えるようになったのは、昨年あたりからなので、扱える人もまだまだ少ないのが現状です。
いずれ、このソフトも紹介する予定です!
以上 現場レポートでした。