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私の友人の話
彼は、婚約した彼女と結婚指輪を買いに行った。
最初に入った店の、最初に出してもらった
指輪を、彼女がいたく気に入って、にっこり笑って
「これにしましょう」と言ったのだそうだ。
彼はまったくの親切心で、「一生使うものだから、
後悔しないように、他のも見てみよう」と提案した。
時間はたっぷりあるので、その店でいくつも見た後
他の店にも行ったという。
（この話を一緒に聞いていた女子は、この経緯を聞いた段階で
ヤバイ、やばすぎる・・・・・と感じていたらしいが・・・）
その女子の案の定、指輪が出てくるたびに、その彼女は
どんどん無口になり、
最後は、「あなたについていく自信がなくなった。
指輪は要らない」といって帰ってしまったのだそうだ。
彼は彼女がなぜあんなに腹をたてたのか、まったくわからなかった。
当の私も過去に同じような経験があるので彼の気持ちはよくわかる。
女子脳は、感性を総動員して、直感で答えを引き出すので、
「これしかない、一押し」が自然に降りてくる。
降りてきたら、他の代替案との比較検討はできない。
それを強要されるのは、拷問にも等しいのだ。
「これにする！」といった時に、
「後悔しないように、他のものもみておこう」
と切り返されるのは、かなり辛いようだ。
女子には、男子脳に直感の一押しという、その機能がない事を
理解してほしい。決して愛情がないわけではない。
機能が違うことを男女がお互いに理解することは
本当に大切だと思う。
お互いに無駄なケンカは極力やめて楽しく生きましょう。
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