こんばんは。
ツイテルです!
両親の話の続き。
本当に、ごくごく普通の昭和なサラリーマンと専業主婦。
父親はまーったく怒らない人間です。
1度も見たことない。
不機嫌になってるところもないです。
思春期の頃に父親が嫌いになって、
洗濯物も一緒にしないで!
なんて事もなく。
母親にはよく怒られてました。
怖いってずっと思ってたけど、
自分が子育てするようになって気づいたのは、私の方が怖い!って事。
とまぁ、ごく普通の人なんですが、若干野生感があるというか…
子供の頃は毎年夏に父親の田舎に遊びに行っていました。
家の前の川では鮎が取れるのでよく行ってました。
鮎は餌では釣れないので、通常友釣りといって、オトリの鮎を釣り糸につけて鮎のいそうな所を泳がすと、縄張り意識で攻撃してくるのを引っ掛けるという方法がありますが、本当に田舎で、わざわざ釣り人が来るような所でもないので、オトリ鮎を売ってるお店も近くにありません。
なので、いつも大きな網を鮎が潜んでいそうな所の川下に張り、川上でドボンと飛び込んだりするとビックリした鮎が逃げた先に網がある、そんな捕り方をしていました。
父親や従兄弟達でそうやってる時に、母親はすごい浅瀬の岩場で鮎をそーっと追い込んで、手づかみで捕まえた!
よく、子供のための遊びで、せき止めた中に魚を放流して手づかみ体験とかありますけど、あんなのでも中々つかめないのに…
また、ある時は、親戚は松茸山で松茸を取る権利?を持っていて、松茸狩りに呼んでくれました。
昔はたくさん取れたけど、もうだいぶ少なくなっています。
でも、せっかく来たのに取れないと残念なので、親戚の人が事前にどこにあるかチェックしていてくれたのです。
この辺にあるよ~って範囲を言ってくれても、ちっとも見つからないくらい探すのは大変!
なのに、母親は、その親戚の人達が見つけていなかった松茸を探し出してきました。
また、ある時は…
海に行った時に、今さっきまで近くにいたのに、ふと気づくと沖のピョコっと飛び出た岩の上に座ってたり。
カッパ疑惑。
戦時中に生まれ、昭和20年代後半から30年代に小中を過ごしたあの田舎にプールなんてあったのか…?
とまぁ、こんな両親から生まれた私は
怒ることのない穏やかな性格でもなく、
日常で活躍の場のない野生感を引き継ぐ事もなく、
ごくごく平凡な仕上がりでございます。