昨日は久しぶりに友人を誘って、川﨑翔子さんのコンサートに行って参りました。
このコンサートのコンセプトは「作曲家の音遊び」だそうです。
ハイドン/ピアノソナタ第60番 ハ長調
リゲティ/ムジカ・リチェルカータ
L.リゲティ/トリニティ ※初演
ラヴェル/「鏡」より、悲しい鳥、洋上の小舟
シューマン/謝肉祭
このプログラムのどの曲も作曲家の音遊びが施され、各々の作品へのこだわりが見受けられます。
例えば今年で生誕100年を迎えたG.リゲティのムジカ・リチェルカータは、全11曲で構成され第1曲はラとレの音のみを使って曲が作られています。そして第2曲目は3音、そして最後の第11曲で12のすべての音が使われるという革新的な曲でした。
全曲聴いて思ったのが最初の第1曲のラ、レだけを使った曲が意外にも1番想像力が掻き立てられた点でした。
まさに音の持つ可能性を実験的に捉えた作品です。
リゲティの演奏は後にも先にも川﨑翔子さんの演奏が1番好きです。
会場は上野の東京文化会館でした。好きな会場の一つです。
開演前に久しぶりに会った友人とレトロな精養軒でお食事しておしゃべりして、コンサートでは初演も含め初耳の曲も堪能でき刺激的で良い一日となりました
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