本日はかねてより関心を寄せていた、
ロシアン奏法のセミナーに参加してまいりました。


講師をされた「ロシアンメソッドピアノ研究会」を主宰されている松田紗依先生は、
かつて学生時代に腱鞘炎にかかってしまい、演奏活動、教えることから離れ、渡英します。

そして改めてこれからのピアノ人生を考え始めた時に、スラミィタ・アロノフスキー教授に出会い、
1音からきっちり学び直すため、ロシアン奏法の指導を受けることになりました。

その時に学んだことが、今でも指導の核になっていると仰いました。

さて脱力について。

力を抜き、下に手をブランとさせた状態の手の形のまま鍵盤に手を置きます。
指のぷっくりと膨らんだ部分を当て、
全ての指が鍵盤に吸い付くように、鍵盤のつるんとした感触を味わうように置くこと。

そして肘は鍵盤と同じ位の高さで。

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参加者1人ずつ、3の指でミを弾き、直々に先生に正しいフォームかチェックして頂きました。

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私は打鍵の後、手を斜めに上げてしまうクセをご指摘頂きました。
打鍵の後は手首から真っ直ぐ上に上げることが大事です。

私のように斜めに上げてしまう場合は、
小指から置くとフォームを保ちやすいそうです。

さらに大切なのは、
野球のバックスウィングなどをイメージして、
弾く前に手の息を感じること。

この脱力を導入期から学ぶ教本は、カワイ出版より「ピアノレッスン」シリーズとして出版されています。

また月に1回、先生主宰の「ロシアンメソッドピアノ研究会」が行なわれ、指導者のグループレッスンが行なわれているとのことです。

詳細は先生のオフィシャルサイトで確認できます。


松田紗依オフィシャルサイト  音のアトリヱ