ピアノは譜読みに始まり、読譜、楽曲分析、弾き込み、苦手箇所の部分練習といった様々な行程を経て、最後は暗譜で人前で演奏することが一般的な流れだと思います。

さて、私にとって、この行程の中で難しくもあり、また一番楽しい作業が「読譜」です。


何度か人前で演奏した、ファジル・サイの「セス」。
また近々弾く予定があるため、改めて見直しです。

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写真は全て以前の書込みです。

さてこちらはペダル表記はありません。ペダルをつけようかどうしようか??
a-gis-hのフレーズにブリッジペダルをつけようか、それとも最後のfisにアクセントがあるのでこの箇所だけ浅く踏むか…
という風に試行錯誤します。
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この箇所はペダル表記があり、しかもクレッシェンドで伴奏型の動きが速くなるため、意識しないとメロディラインがぼやけてしまうため、こんな風に書いたのだと思います。

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ここは、勝手にmarcatoと書込みましたが、
次の小節で転調、アーティキュレーションが変化するため、転調前の1フレーズを印象づけたかったため、このような書込みになったようです。(すべて過去形です 笑)
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こちらは、外出時の空いている時間に見られるようB5に縮小して製本したコピー譜。

家より外での方が読譜が捗る時もあるものでして…

ところで最近様々な年代の方が電車の中などで楽譜を見ているのを見かけます。

暗譜しているのかな〜?それとも譜読みしてるのかな??

そんな光景を見ると
何だか嬉しくなってしまいます^_^