販売店説明文より
「シングル・モルト・カスク ストレングス、ウイスキー」 幻の25年物、樽出し原酒
[1983年・蒸留] アルコール度数・64%
「シングル・モルト・カスク」 ウイスキーの極上の逸品です。
◎特徴。
初めは、ブランデーの様に甘くフローラルな果実の香り。
後から、ピート特有のビターでスモーキーな香りが立ち上がる。
また、一口飲むと、カラメルの様な甘味(旨味)がパッと口の中に広がります。
香り
森の香り。それも白州とは違って、清冽ではない。
密林、森、充満するフィトンチッド。
甘く、芳醇。
微かに麝香。
味
木皮を噛みしめる様に苦味甘み。
が、それがたまらない。
ほんのりとしたカカオの風味に、それの苦味と甘み。
そして、樹が吸い上げた土臭さ。
全体的に濃い。
そして、豊か。
味わい深く、飲むたびに表情を変える。
余市の特徴を荒々しさと表現するなら、これは暴力的と言っても良い。
余市が逞しい漁師だとしたら、これは木こり。
とっつきにくさもあるが、
慣れてしまえば、これ以上もこれ以下もない。
天上天下唯我独尊。
まさにこれ。
口に含んで飲むというよりも、
喉奥に当てる。これが、今の所の正解。
ここではそれをキックと呼ぼう。
喉にキックさせる。
喉が荒れる。
喉から食道を通り胃までカッと熱が通る。
そこで、細胞が目覚める。
命の水。
こう感じるのはアル中の入り口に立ったからなのか、それとも体にあっているからなのか、それはわからないが、
とにかく、
このウイスキーには他にはない力つよさがある。
酒店の店主曰く。
昔のウイスキーはこうだった。
今のは弱々しくてならない。
ふむ。
確かに、この強さを知ってしまうと、他のは弱々しく感じる。
が、それが良い。
まさにウイスキーの幅広さを実感した一本。
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