久々すぎてどこから書こうか悩みます。

調子が戻るまで、備忘録チックに。

まぁ、読書感想文と何が違うのかと言えば、
書き手の気持ちだけでしょうか。


さて、久々のミステリー。

外れの少ない作家として、
期待して読みましたが、
期待していたものが違っていたようで、
それでも面白く読む事が出来ました。

個人的にはキャラクタが薄い気がして、
そこはまぁ、『名探偵』ではないのだから
と腑には落ちましたが、
すこし物足りない感じではありました。

けれど、二章仕立ての構成は結構好きです。

二三行読むまでは何の話をしてるのやらさっぱりでしたが、
合点が行くと、徐々に苦しくなっていきます。

まぁ、これがこの小説の一番の読ませどころではないでしょうか。

自分にはそう思えました。

密室のトリックは、まぁ、そんなもんだろう。
と冷めた目で見てしまいましたが、
もう少し全体的にまとまりと、短さが欲しかったと思いました。

ひょんな事により、次作も手に入ったのですが、
とりあえず、今は延び延びにしていた『天切り松 二巻』を
ワクワクしながら読んでいるところです。


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