pana関係の人の話を聞くと、松下幸之助に対しての崇拝を感じ、
余り聞く事のなくなった愛社精神というものを見せつけられる気がする。
それはとても良い事だし、別段宗教じみているわけでもないから
一体どういった仕組みでそういう人物を育てるのだろうと疑問だった。
さて、この半生記を読めばそれもわかるかもしれないと、
手に取ってみたけれど、読み飛ばし、読み飛ばし、そして、読むのをやめた。
面白くないわけではなくて、知っている話ばかりだったからだ。
大小問わずそのエピソードの全てがどこかで引用され、
変質させられたものばかり。
つまり、定番すぎる。
物語ではなくてノンフィクションだからこそ、
面白いと思えるような内容だが、
小説でも使われてしまっている事、
そして、
その『作り話』は知ってるよという現実の彼方へ置いてきてしまったことを
いまさら、ノンフィクションとして読んだとしても得られる事は過去の小説をなぞっているだけにすぎない。
それは100パーセント私の読書経験が、人生経験が浅いせいだろう。
例えば、この本に星5つ中いくつ付けるかと問われれば、
おそらく、一つ。
けれど、この星は参考にしてはいけない。
なぜならば、偶然私が出会ってきたもっともらしい創作は
他の誰とも同じではないのだから。
それでも何度か鳥肌が立った。持続はしなかった。
しかし、それこそが経営の本質なのかもしれないと
夢想する。
今はそれしかできない。

私の行き方考え方―わが半生の記録 (PHP文庫 マ 5-5)/松下 幸之助

¥590
Amazon.co.jp
余り聞く事のなくなった愛社精神というものを見せつけられる気がする。
それはとても良い事だし、別段宗教じみているわけでもないから
一体どういった仕組みでそういう人物を育てるのだろうと疑問だった。
さて、この半生記を読めばそれもわかるかもしれないと、
手に取ってみたけれど、読み飛ばし、読み飛ばし、そして、読むのをやめた。
面白くないわけではなくて、知っている話ばかりだったからだ。
大小問わずそのエピソードの全てがどこかで引用され、
変質させられたものばかり。
つまり、定番すぎる。
物語ではなくてノンフィクションだからこそ、
面白いと思えるような内容だが、
小説でも使われてしまっている事、
そして、
その『作り話』は知ってるよという現実の彼方へ置いてきてしまったことを
いまさら、ノンフィクションとして読んだとしても得られる事は過去の小説をなぞっているだけにすぎない。
それは100パーセント私の読書経験が、人生経験が浅いせいだろう。
例えば、この本に星5つ中いくつ付けるかと問われれば、
おそらく、一つ。
けれど、この星は参考にしてはいけない。
なぜならば、偶然私が出会ってきたもっともらしい創作は
他の誰とも同じではないのだから。
それでも何度か鳥肌が立った。持続はしなかった。
しかし、それこそが経営の本質なのかもしれないと
夢想する。
今はそれしかできない。

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