会社の人に水木しげるのDVDを借りて観てみたら、
これが面白い。
なんて自由な人なんだ!と衝撃を受けた。
鬼太郎を楽しんだ記憶もないし、
彼の描く絵はあまり好きではない。
だから、以前流行っていたゲゲゲの女房にも全く惹かれなかった。
まぁ、今はテレビ全般に惹かれていないけれど。
さて本作はと言うと、
なんともまぁ、面白かった。
落ちこぼれも落ちこぼれ。
遅刻なんて当たり前、勉強なん出来やしない。
ただ、絵が好き、妖怪の話が好き、虫が好き。
学校を卒業しても、行く場所がない。
口を聞いてもらって勤めるところ勤めるところ首になるか飽きてしまう。
彼の少年から青年時代を追いかけていくと
本人の気をよそにこちらまで心配になってしまう。
大丈夫なのか?
生きていけるのか?
生活は?
仕事は?
と。
けれど、本人はどこ吹く風。
やがて、赤紙が届いて、入隊する。
しかし、厳しい軍隊でも、彼は自分を崩さない。
だからか、生きては帰ってこれないような激戦地へ送られる。
そこで、左腕を失う事になるが、
それでも、彼の心には曇りがない。
いつでもスカッとしているのだ。
このスカッとした感じはなんなのか、
それはあとがきを読んで画点が行った。
まさに、それ。と膝を打つ感じだ。
生き物の時間と言うのは全部違う。
それは人間も一緒。
だから、みんなが同じように同じような生活をして、
家庭を持ってと言う事は規則正しくて気持ちが悪い。
みんな違う。
その一つの考えで、ずいぶんと心休まる人は多いのではないだろうか。
働いても働いても時間も金もない。
けれど、彼ほどではないのではないだろうか。
大好きな睡眠時間を割いて、
はした金を手にして、出版社が潰れて・・・・・
この現代に疲れた人にこそ読んでほしい活力の書。
人並みという言葉がこの世から消えれば、
もう少し穏やかな気持ちになれそうな気がする。
ほんまにオレはアホやろか/水木 しげる

¥800
Amazon.co.jp
これが面白い。
なんて自由な人なんだ!と衝撃を受けた。
鬼太郎を楽しんだ記憶もないし、
彼の描く絵はあまり好きではない。
だから、以前流行っていたゲゲゲの女房にも全く惹かれなかった。
まぁ、今はテレビ全般に惹かれていないけれど。
さて本作はと言うと、
なんともまぁ、面白かった。
落ちこぼれも落ちこぼれ。
遅刻なんて当たり前、勉強なん出来やしない。
ただ、絵が好き、妖怪の話が好き、虫が好き。
学校を卒業しても、行く場所がない。
口を聞いてもらって勤めるところ勤めるところ首になるか飽きてしまう。
彼の少年から青年時代を追いかけていくと
本人の気をよそにこちらまで心配になってしまう。
大丈夫なのか?
生きていけるのか?
生活は?
仕事は?
と。
けれど、本人はどこ吹く風。
やがて、赤紙が届いて、入隊する。
しかし、厳しい軍隊でも、彼は自分を崩さない。
だからか、生きては帰ってこれないような激戦地へ送られる。
そこで、左腕を失う事になるが、
それでも、彼の心には曇りがない。
いつでもスカッとしているのだ。
このスカッとした感じはなんなのか、
それはあとがきを読んで画点が行った。
まさに、それ。と膝を打つ感じだ。
生き物の時間と言うのは全部違う。
それは人間も一緒。
だから、みんなが同じように同じような生活をして、
家庭を持ってと言う事は規則正しくて気持ちが悪い。
みんな違う。
その一つの考えで、ずいぶんと心休まる人は多いのではないだろうか。
働いても働いても時間も金もない。
けれど、彼ほどではないのではないだろうか。
大好きな睡眠時間を割いて、
はした金を手にして、出版社が潰れて・・・・・
この現代に疲れた人にこそ読んでほしい活力の書。
人並みという言葉がこの世から消えれば、
もう少し穏やかな気持ちになれそうな気がする。
ほんまにオレはアホやろか/水木 しげる

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