読了!
読めば一度は必ず発狂すると言われる一大奇書。
ミステリーが好きな人ならば一度は耳にする事があるだろう。
ミステリーの三大奇書と言えば、中山英夫の「虚無への供物」、小栗虫太郎の「黒死館殺人事件」、そして本書が挙げられる。
「黒死館~」はどこにも面白さを感じられず、読むのをやめ、「虚無への~」はまぁ、まあまあ、と言ったあやふやな感想しかいだけなかった。
本書も以前は面倒になり読むのをやめてしまったが、先に挙げたキャッチコピーが頭から離れず、また、森博嗣がある本で書いた「ある仮説を持って読み進めて行ったら、恐ろしくなった」という感想が余りにも魅力てき過ぎて、これで最後と挑戦してみた。
読み始め、記憶が蘇る。
退屈で、大袈裟で、前時代的で、長ったらしい印象はすぐに訂正する事になった。
ナニコレ!
オモシロイ!!
言葉の氾濫、洪水。イメージを通り越して、まるで実体験しているかのような錯覚。
面白いのではなくて、面白いと思わされているんじゃないかという疑念。
本筋に対しても、脳が結末を急ぐ。
気持ちではなくて、
この本に限っていえば、脳みそ、もしくは脳髄、更に言えば…。
扱っている題材も凄いが、話の筋道も凄まじい。
この本が書かれた時代背景を推し量るだけでも壮絶な小説なのだが、それはこの小説にして、微細な事に過ぎない。
森博嗣が立てた仮説はわからないけれど、仮説を通して視えてくる物語があるという事になる。
それを鑑みて、視えてきたドグラ・マグラはやはり精神に異常をきたす奇書なのかもしれない。
興味をもって読まれてみたい方は
こちらで無料公開されています。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000096/card2093.html
iPhoneからの投稿ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)/夢野 久作

¥540
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ドグラ・マグラ (下) (角川文庫)/夢野 久作

¥620
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「黒死館~」はどこにも面白さを感じられず、読むのをやめ、「虚無への~」はまぁ、まあまあ、と言ったあやふやな感想しかいだけなかった。
本書も以前は面倒になり読むのをやめてしまったが、先に挙げたキャッチコピーが頭から離れず、また、森博嗣がある本で書いた「ある仮説を持って読み進めて行ったら、恐ろしくなった」という感想が余りにも魅力てき過ぎて、これで最後と挑戦してみた。
読み始め、記憶が蘇る。
退屈で、大袈裟で、前時代的で、長ったらしい印象はすぐに訂正する事になった。
ナニコレ!
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面白いのではなくて、面白いと思わされているんじゃないかという疑念。
本筋に対しても、脳が結末を急ぐ。
気持ちではなくて、
この本に限っていえば、脳みそ、もしくは脳髄、更に言えば…。
扱っている題材も凄いが、話の筋道も凄まじい。
この本が書かれた時代背景を推し量るだけでも壮絶な小説なのだが、それはこの小説にして、微細な事に過ぎない。
森博嗣が立てた仮説はわからないけれど、仮説を通して視えてくる物語があるという事になる。
それを鑑みて、視えてきたドグラ・マグラはやはり精神に異常をきたす奇書なのかもしれない。
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