さて、気を引き締める意味で
久々の小林秀雄。
彼の言葉は精密過ぎて、
小説みたいにイメージがわかない。
だから、なんどもなんども読み、戻り、読み、戻るの繰り返し。
それでも、意味がわからなくなってしまう事が良くある。
昨晩ネットで見つけた彼の講演『美を求める心』の全文を読みたくなって、
引っ張り出してきた。
今日はこれだけ。たかが十数ページを何度も読んだ。
ものを見る。
簡単に使っているし
行っている事と思ってしまうけれど、
そんな事はない。
スミレを『スミレだ』と心の中で
会話してしまった時、『スミレ』の良さはそれ以上わからない。
けれど、芸術家はそれを何度もただ見つめ、
スミレの美しさを表現する。
私たちがその作品から受ける印象は
私たちが知識で片付けてしまったスミレからは程遠く、
改めてスミレの美しさを感じる事ができる。
けれど、その美しさを美しさとするには
芸術作品に触れていかなければ、
ただの花の絵にすぎない。
良く芸術の見方がわからないと言う人がいるけれど、
それは単純に慣れていないだけであり、
けれど、美術館に足を運ぶと言う事は、
そこにある種の感情を抱くからに他ならないだろう。
それを言葉にするのは難しい。
なぜなら、まだ、未知のものに触れているのだから。
ましてや、芸術に対する評価や言葉を知らなければ模倣も出来ない。
常にオリジナルが求められているのだから。
また、好きなように観て、好きなように感じればいい。
という意見もあるが、私はこれには密かに、あくまでも口を閉ざしたまま、
反対をしている。
というのも、自分が受ける印象などは
芸術家の意図を無視した傲慢とすら思えてしまうからだ。
だからと言って、自分がそういった見方をしていないかと言えば、
だんまりを決め込むしかない。
芸術ってなんだろう?
と思ったところで、
明日読む本が決まった。
考えるヒント 3 (文春文庫 107-3)/小林 秀雄

¥520
Amazon.co.jp
近代絵画 (新潮文庫 こ 6-5)/小林 秀雄

¥500
Amazon.co.jp
久々の小林秀雄。
彼の言葉は精密過ぎて、
小説みたいにイメージがわかない。
だから、なんどもなんども読み、戻り、読み、戻るの繰り返し。
それでも、意味がわからなくなってしまう事が良くある。
昨晩ネットで見つけた彼の講演『美を求める心』の全文を読みたくなって、
引っ張り出してきた。
今日はこれだけ。たかが十数ページを何度も読んだ。
ものを見る。
簡単に使っているし
行っている事と思ってしまうけれど、
そんな事はない。
スミレを『スミレだ』と心の中で
会話してしまった時、『スミレ』の良さはそれ以上わからない。
けれど、芸術家はそれを何度もただ見つめ、
スミレの美しさを表現する。
私たちがその作品から受ける印象は
私たちが知識で片付けてしまったスミレからは程遠く、
改めてスミレの美しさを感じる事ができる。
けれど、その美しさを美しさとするには
芸術作品に触れていかなければ、
ただの花の絵にすぎない。
良く芸術の見方がわからないと言う人がいるけれど、
それは単純に慣れていないだけであり、
けれど、美術館に足を運ぶと言う事は、
そこにある種の感情を抱くからに他ならないだろう。
それを言葉にするのは難しい。
なぜなら、まだ、未知のものに触れているのだから。
ましてや、芸術に対する評価や言葉を知らなければ模倣も出来ない。
常にオリジナルが求められているのだから。
また、好きなように観て、好きなように感じればいい。
という意見もあるが、私はこれには密かに、あくまでも口を閉ざしたまま、
反対をしている。
というのも、自分が受ける印象などは
芸術家の意図を無視した傲慢とすら思えてしまうからだ。
だからと言って、自分がそういった見方をしていないかと言えば、
だんまりを決め込むしかない。
芸術ってなんだろう?
と思ったところで、
明日読む本が決まった。
考えるヒント 3 (文春文庫 107-3)/小林 秀雄

¥520
Amazon.co.jp
近代絵画 (新潮文庫 こ 6-5)/小林 秀雄

¥500
Amazon.co.jp