出来るか否かについては明言していませんが、
数学の変遷とそこから見えてきた世界について書かれています。
単純な運動に隠されている複雑な現象。
その最たるがカオスであり、フラクタルであります。
この二つを抑えたうえで今後どのような数学的解釈をされた世界が
現れてくるのかとても興味深いです。
フラクタルは本当に面白く、
その入れ子構造が世界を構成している原理の一つであると
断言してしまってもいいほどに
現在のコンピュータを使った計算結果において、
それらしい解答を示してくれています。
けれど、それがなぜなのか、どうして入れ子なのか、
そう考えると、答えが出てきません。
数学を毛嫌いしている人は多いけれど、
それはきっと数学を教えている先生が
それほど数学に興味がないか、
もしくは生徒に興味がないのでしょう。
もしかすると、自分も数学が嫌いなのかもしれません。
大まかに楕円運動を繰り返している星の動きも
その互いの引力を考慮すれば、
その運動は単純に見えて、とても複雑だったりするのは、
よくよく考えてみれば、
人間関係に似ている気がしないでもありません。
ならば、数学で人間を解明できるかと問われれば、
大半の人間は『できない』と答えるのではないでしょうか?
しかし、それこそ、数学というものを知らないからこその
答えかもしれません。
私もその一人ではありますが、
そのうち、数学でも人間を解釈できると断言できる
理屈くらいは思いつきたいものです。
それにしても、この本は『数式をなるべく使わない』と
前置きをしたうえで書かれている。
しかし、数学を数式を用いないで説明すると言う事は、
書き手にとっては多大な労力を必要とするのではなかろうか。
そう考えると、数式とはその内に既に宇宙を抱いているような気がする。
それ自体が既に答えであり、問題でもある。
理解は到底およばないが、数式の織りなす図形の美しさは感じ取れる。
それが数学の一端であるならば、
寄り深く数学を知らない事はもったいない事だと思ってしまう。笑。
数学は世界を解明できるか―カオスと予定調和 (中公新書)/丹羽 敏雄

¥693
Amazon.co.jp
数学の変遷とそこから見えてきた世界について書かれています。
単純な運動に隠されている複雑な現象。
その最たるがカオスであり、フラクタルであります。
この二つを抑えたうえで今後どのような数学的解釈をされた世界が
現れてくるのかとても興味深いです。
フラクタルは本当に面白く、
その入れ子構造が世界を構成している原理の一つであると
断言してしまってもいいほどに
現在のコンピュータを使った計算結果において、
それらしい解答を示してくれています。
けれど、それがなぜなのか、どうして入れ子なのか、
そう考えると、答えが出てきません。
数学を毛嫌いしている人は多いけれど、
それはきっと数学を教えている先生が
それほど数学に興味がないか、
もしくは生徒に興味がないのでしょう。
もしかすると、自分も数学が嫌いなのかもしれません。
大まかに楕円運動を繰り返している星の動きも
その互いの引力を考慮すれば、
その運動は単純に見えて、とても複雑だったりするのは、
よくよく考えてみれば、
人間関係に似ている気がしないでもありません。
ならば、数学で人間を解明できるかと問われれば、
大半の人間は『できない』と答えるのではないでしょうか?
しかし、それこそ、数学というものを知らないからこその
答えかもしれません。
私もその一人ではありますが、
そのうち、数学でも人間を解釈できると断言できる
理屈くらいは思いつきたいものです。
それにしても、この本は『数式をなるべく使わない』と
前置きをしたうえで書かれている。
しかし、数学を数式を用いないで説明すると言う事は、
書き手にとっては多大な労力を必要とするのではなかろうか。
そう考えると、数式とはその内に既に宇宙を抱いているような気がする。
それ自体が既に答えであり、問題でもある。
理解は到底およばないが、数式の織りなす図形の美しさは感じ取れる。
それが数学の一端であるならば、
寄り深く数学を知らない事はもったいない事だと思ってしまう。笑。
数学は世界を解明できるか―カオスと予定調和 (中公新書)/丹羽 敏雄

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