本を読む楽しさとは一体何だろう?
答えと言うわけではないけれど、一つには『世界が広がる』という事だと思う。
人間の呼吸は約5億回。生まれた時からすでに数値でのカウントダウンが始まっている。
自分の呼吸はあとどれくらいだろう?
そんな事を冒頭から考えさせられてしまいました。
副題にあるサイズの生物学とはよく言ったもので、大きさと寿命の関係には規則性があり、
それにまつわる話を専門的なものから初学者にも優しいものまで、新書の極みと言った
まとめられ方としている。
ずーっと本棚にあって、ようやく目を通し終えました。
難しい部分ははしょったので流石に読んだとは言えない。
時間と言うのはあくまでも人間の時間である。
わかっているようでなかなか他の動物の時間を想像するのは難しい。
多分、早送りの人生と考えておけば良いのだろう。
それはそれで人間の考え方を棄てきれていないのだけれども。
生物の密度、集合というのもやはりそのサイズごとに決まっているらしい。
そこで著者はこんな例を挙げる。
『日本人のサイズから導き出される密度と現代の日本人の密度には250倍(?)程の開きがある。』
それを読んだときに生物として常軌を逸している部分を垣間見た気がした。
また、最後にこんな事も言っていた。
『沖縄から東京へ引っ越してきた際に、見渡す限り、人とビルに囲まれて、狭い空を見上げようとも思わない。
そこで、人は自分の頭の中をみつめだす。
思考ばかりがサイズに反して大きくなっていく事が現代人の最大の不幸ではないか』と。
ここ数年、携帯ゲーム機を電車の中でおとなこども関係なく、カチカチとしている姿が多くなっている。
それはもしかすると思考することをやめてしまい、別の世界別の空を眺める事に自然を求め始めたのかもしれない。
まぁ、DSすごく欲しいですけど。笑。
ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学 (中公新書)/本川 達雄

¥714
Amazon.co.jp
答えと言うわけではないけれど、一つには『世界が広がる』という事だと思う。
人間の呼吸は約5億回。生まれた時からすでに数値でのカウントダウンが始まっている。
自分の呼吸はあとどれくらいだろう?
そんな事を冒頭から考えさせられてしまいました。
副題にあるサイズの生物学とはよく言ったもので、大きさと寿命の関係には規則性があり、
それにまつわる話を専門的なものから初学者にも優しいものまで、新書の極みと言った
まとめられ方としている。
ずーっと本棚にあって、ようやく目を通し終えました。
難しい部分ははしょったので流石に読んだとは言えない。
時間と言うのはあくまでも人間の時間である。
わかっているようでなかなか他の動物の時間を想像するのは難しい。
多分、早送りの人生と考えておけば良いのだろう。
それはそれで人間の考え方を棄てきれていないのだけれども。
生物の密度、集合というのもやはりそのサイズごとに決まっているらしい。
そこで著者はこんな例を挙げる。
『日本人のサイズから導き出される密度と現代の日本人の密度には250倍(?)程の開きがある。』
それを読んだときに生物として常軌を逸している部分を垣間見た気がした。
また、最後にこんな事も言っていた。
『沖縄から東京へ引っ越してきた際に、見渡す限り、人とビルに囲まれて、狭い空を見上げようとも思わない。
そこで、人は自分の頭の中をみつめだす。
思考ばかりがサイズに反して大きくなっていく事が現代人の最大の不幸ではないか』と。
ここ数年、携帯ゲーム機を電車の中でおとなこども関係なく、カチカチとしている姿が多くなっている。
それはもしかすると思考することをやめてしまい、別の世界別の空を眺める事に自然を求め始めたのかもしれない。
まぁ、DSすごく欲しいですけど。笑。
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