さて、セシルの『インフォーマル』の感想です。
彼の頭の中を覗き込むそんな作業をしているような気分になる本でした。
構造家と建築家の違いなどそうはないような気がします。
当然それはセシルが優秀な構造家であるという事が前提になってはいるのですが。
確かに構造設計者の事を構造家とは呼ばないでしょうし、彼らはエンジニアとしての誇りがあるでしょう。
しかし、構造家と呼ばれるセシルの文章を読むと彼はエンジニアとしての誇りを持ちながら、構造の持つ力、しいては空間の力というものを単純に楽しみまくっているという気がします。
構造設計に関わり始めたものとして、構造からアプローチしていく建築(別に新しくもなんともないですが)を生み出していきたいものです。
ここ最近建築の新しい地平についての本を読んでいると、既出のアルゴリズム建築や様々な科学的なルールが重要視されてきているのがわかります。
ただ、自分がこれからそれらに乗って行ったとしてもきっと流行に乗り遅れたダサい建築家になってしまうに違いありません。
現代の建築をトレースし、その先にある未来だけの建築に一歩でも近づきたい。
そう強く思わされたこの本は自分にとっての啓発書と言っても過言ではないかもしれません。
彼の頭の中を覗き込むそんな作業をしているような気分になる本でした。
構造家と建築家の違いなどそうはないような気がします。
当然それはセシルが優秀な構造家であるという事が前提になってはいるのですが。
確かに構造設計者の事を構造家とは呼ばないでしょうし、彼らはエンジニアとしての誇りがあるでしょう。
しかし、構造家と呼ばれるセシルの文章を読むと彼はエンジニアとしての誇りを持ちながら、構造の持つ力、しいては空間の力というものを単純に楽しみまくっているという気がします。
構造設計に関わり始めたものとして、構造からアプローチしていく建築(別に新しくもなんともないですが)を生み出していきたいものです。
ここ最近建築の新しい地平についての本を読んでいると、既出のアルゴリズム建築や様々な科学的なルールが重要視されてきているのがわかります。
ただ、自分がこれからそれらに乗って行ったとしてもきっと流行に乗り遅れたダサい建築家になってしまうに違いありません。
現代の建築をトレースし、その先にある未来だけの建築に一歩でも近づきたい。
そう強く思わされたこの本は自分にとっての啓発書と言っても過言ではないかもしれません。