二冊は無理でした。

似たような単語や考え方が出てきているのはわかるんですが、それをこうやってまとめていくとなると面倒なのでやめました。

という事で、最終日から数日たってしまいましたが、課題図書の感想を書いていきましょう。


課題図書
アルゴリズミック・アーキテクチュア/コスタス・テルジディス

¥2,835
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本書の総括的な事を書こうとも思いましたが、それだけならば親切にも『序』のパートにてすべての章の概要がまとめられているので割愛します。

さて、結局知識の浅い自分に読み取れたのは…、

アルゴリズムを使った建築というのは人間とコンピュータの共同作業である。ということです。

アルゴリズムとは、問題を定義し、解決する。そして、問題の端緒となる発想を持つのは人間である。

コンピュータは人間とは全く違った論理体系で成り立っているものが故に、人間が与えた条件で問題を解こうとするときに全くの未知なデザインを作り上げる事が出来る。

しかし、未知とはいうものの問題自体は根源的なもの、例えば、自然の中から見出されるある法則、それをイデアと呼んでもいいかもしれない、や構造的な問題や室内配置の問題である。

つまり、未知とはあくまで人間の直感や経験では導くことができなかった部分。
今まで観てきたデザインの外側の世界からのアプローチとでも言えばいいのかもしれない。

今までのデザインにおいては、直感や経験や潜在能力といったものが重要視されてきた。
しかし、それらは非常に不鮮明で曖昧なものである。

一方、アルゴリズムによって生成されたデザインはそういった曖昧な感覚をコンピュータの思考体系が故に排除出来てしまう。

昨今、ザハ・ハディットやフランク・ゲーリーなど複雑な形をした建築があるがその裏にある背景、『なぜその形になったのか』という論理的回答が添えられていない。

そいった観点から見ても、論理的回答を背景に作られたアルゴリズミムとは今後の建築にとって重要な役割を果たすに違いない。



なんか、まとめきれないのでまた読みます…。